単純性血管腫と苺状血管腫の違いは?原因や症状、放置した際のリスクの違いを解説
単純性血管腫や苺状血管腫は症状が似ていますが、発症のタイミングに違いがあります。なかには、「単純性血管腫」「苺状血管腫」と聞いても、具体的な違いがわからない方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、単純性血管腫と苺状血管腫の違いを解説します。また、それぞれが発症する原因や症状、放置した際のリスクの違いも併せて紹介します。
この記事を読めば単純性血管腫と苺状血管腫を理解できるので、症状が気になる方は、ぜひ参考にしてみてください。
子どものシミやあざを改善するなら皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷

赤ちゃんや子どもにできるあざには、赤あざ、青あざ、茶あざ、黒あざの4種類があります。同じ色のあざでも、症状が出る場所によって病名や症状、治療方法が異なります。皮ふとあざのお悩みなら、皮ふと子どものあざクリニックにご相談ください。
当院では、子どもに特化した治療をしており、これまでの経験を活かして最適な治療方法をご提案いたします。大切なお子様への治療なので、何よりも安全に配慮して治療を行います。また、より前向きに治療をしていただくために、お子様とご両親にわかりやすい説明を心がけています。
「将来子どもにあざのことで悩ませたくない」と考えているご両親は、ぜひ皮ふと子どものあざクリニックにご相談ください。
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単純性血管腫と苺状血管腫の違い

単純性血管腫と苺状血管腫には、以下のような違いがあります。
| 特徴 | 単純性血管腫 | いちご状血管腫 |
| 表面 | 平坦 | 盛り上がっている |
| 症状が現れる時期 | 生まれつき | 生後数週間~数ヶ月 |
| 成長 | 体の成長とともに拡大する | 成長にともない拡大する
盛り上がったりデコボコになったりすることもある |
| 治療の目的 | 見た目の改善・リスクの軽減 | 治癒 |
| 治療方法 | レーザー治療、内服薬など | レーザー治療、内服薬など |
一部共通する部分もありますが、形状や症状が現れる時期、成長の有無などに違いがみられます。
単純性血管腫とは

単純性血管腫(たんじゅんせいけっかんしゅ)は、生まれつき皮膚に現れる赤あざの一種です。通常は平坦で、境界がはっきりとした紅色の斑点として、顔や体に現れます。自然に消えることはないため、見た目が気になる方は治療が必要です。
この疾患は毛細血管が異常に増殖することで引き起こされ、加齢とともに色が濃くなったり、結節を形成したりすることがあります。治療は保険適用となる場合が多く、医師と相談のうえ、適切な治療法を選択することが重要です。
苺状血管腫とは

苺状血管腫(いちごじょうけっかんしゅ)は、赤ちゃんの皮膚に現れる良性の血管腫です。正式には「乳児血管腫」といいますが、「苺状血管腫」とも呼ばれています。
苺状血管腫は生後間もなく現れ、1歳半ごろから大きくなることがほとんどです。その後、少しずつ縮小し、7歳までにはほとんどみられなくなります。早急に治療が必要な場合もありますが、ほとんどのケースで経過観察が推奨されています。
苺状血管腫は、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひ併せてご覧ください。
単純性血管腫と苺状血管腫が発症する原因の違い

単純性血管腫は、毛細血管が異常に増えて現れるとされています。苺状血管腫が発生する原因も、単純性血管腫と同様です。どちらも遺伝や妊娠中の経過とは、関連がないとされています。
毛細血管が増える原因は、はっきりしていません。単純性血管腫の発症に男女差はなく、苺状血管腫の発症率は、女児の方が多いことが判明しています。
単純性血管腫の原因は、以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ併せてご覧ください。
単純性血管腫と苺状血管腫を放置した場合のリスクの違い

ここからは、それぞれ治療せず放置した場合、どのようなリスクがあるのか解説します。
単純性血管腫
単純性血管腫を放置すると体の成長に合わせて腫瘍が大きくなり、周囲の組織を圧迫したり、痛みを伴ったりすることもあります。顔に発症した場合は、見た目の問題から精神的ストレスを抱え込むこともあるようです。
さらに、合併症を伴っていることもあり、機能障害を引き起こす恐れもあります。単純性血管腫は放置せず、早期に治療を開始することが重要です。
苺状血管腫
苺状血管腫が顔や首、目・口などに発生した場合、視覚・呼吸・摂食に影響を与える可能性があります。また、拡大することで潰瘍や出血を引き起こすこともあり、二次感染を伴うリスクも高まります。
苺状血管腫が体の機能に影響する際は、一刻も早い治療が必要です。通常であれば、経過観察のみで自然に消滅しますが、念のため医師に相談しておくと良いでしょう。
皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷は、子どものあざを専門の1つにしているクリニックです。血管腫に関する悩みがある場合は些細なことでも、遠慮せずにお問い合わせください。経験と実績のある医師が、親身になって対応します。
>>東京の文京区で単純性血管腫と苺状血管腫を治療するなら皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷
単純性血管腫や苺状血管腫と似た症状

性血管腫や苺状血管腫に似ている症状は、以下のとおりです。
- 房状血管腫
- カポジ肉腫様血管内皮細胞腫
- リンパ管奇形
- 静脈奇形
- 動静脈奇形
- 毛細血管奇形
1つずつ詳しくみていきましょう。
房状血管腫(ぼうじょうけっかんしゅ)
房状血管腫は新生児にみられる、血管の異常な増殖により、皮膚に腫れや色素の変化が現れる症状です。房状血管腫はその名のとおり、房状に膨らんだ血管が特徴で、苺状血管腫と見分けがつきにくい傾向にあります。
良性の腫瘍ですが、成長すると周囲の組織に圧力をかけたり、痛みや出血を引き起こしたりすることもあります。放置すると感染を伴う場合もあるため、早期の診断と治療が必要です。
カポジ肉腫様血管内皮細胞腫(かぽじにくしゅようけっかんないひさいぼうしゅ)
カポジ肉腫様血管内皮細胞腫は、血管内皮細胞が異常に増殖することで発生します。新生児や乳児にみられ、発症初期には紫色や赤紫色で現れることがほとんどです。
外観は苺状血管腫に似ているため、見分けられないこともあります。カポジ肉腫様血管内皮細胞腫は進行が早く、急激に拡大する傾向にあるため、早期の治療が重要です。治療法としては手術やレーザー治療、化学療法が検討されます。
リンパ管奇形(りんぱきかんけい)

リンパ管奇形は異常により、リンパ液が正常に流れず、腫瘤や嚢胞を形成する疾患です。この疾患は、単純性血管腫や苺状血管腫と見た目が似ており、皮膚や皮下組織に発生する傾向にあります。
リンパ管奇形の手触りは柔らかく、成長とともに大きくなることがあります。局所的な浮腫や腫瘤を引き起こすこともありますが、早期の治療で症状の進行を抑制することも可能です。
静脈奇形(じょうみゃくきけい)
静脈奇形は生まれつき静脈の成分が拡張・腫瘤化したもので、発症する場所や大きさ、深さはさまざまです。この疾患は、血管腫や血管奇形と同様に皮膚や皮下組織に現れるため、混同されることがあります。
静脈奇形の特徴的な症状としては、形がいびつな点です。また、成長とともに大きくなることがあり、周囲の組織に圧迫症状を引き起こすこともあります。
動静脈奇形(どうじょうみゃくきけい)
動静脈奇形は、動脈と静脈が異常に直接結びつく、生まれつきみられる血管の病変です。この異常な血管が形成されることで、血流がスムーズに流れず、圧力や血管の膨張を引き起こすことがあります。
動静脈奇形は、赤紫色や青紫色の腫瘤や膨らみとして目視できることもありますが、確認できないこともあるため注意が必要です。放置すると病変が進行し、血管破裂や内出血を引き起こす可能性もあるため、定期的な検診が推奨されます。
毛細血管奇形(もうさいけっかんきけい)
毛細血管奇形は、生まれたときからみられる、平坦な赤いあざです。血管腫と呼ばれていましたが、腫瘍ではないため毛細血管奇形と呼ばれるようになりました。
毛細血管奇形は時間が経つにつれて赤みが増したり、肌の表面で盛り上がりが目立ったりすることもあります。放置すると見た目に影響を及ぼす場合や、広がる可能性があるため、適切な診断と治療が必要です。
単純性血管腫や苺状血管腫を改善するVビームレーザーの特徴

Vビームレーザーは、赤い血管病変に特化した治療法で、血管腫の治療に効果的です。ここからは、Vビームレーザーの期待される効果と経過、副作用とかかる費用を解説します。
期待される効果
Vビームレーザーは、血管を選択的に破壊し、腫瘍の大きさや色を改善する効果に期待できます。治療後は病変の赤みが軽減し、腫れや盛り上がりが減少します。1回の治療で改善することは少なく、数回の治療を適切な間隔を空けながらすることがほとんどです。
経過
Vビームレーザーの治療後は、数日間にわたって赤みや腫れがみられることがあります。これらは治療後1〜2週間で改善する傾向にあります。効果が不十分な場合は追加で治療しますが、適切な回数と期間を経ることで改善するケースがほとんどです。
治療の進行状況は、医師と相談しながら進める必要があります。
副作用
Vビームレーザーの副作用は、以下のとおりです。
- 赤みや腫れ
- 内出血(紫斑)
- 水疱、かさぶた
- 色素沈着や瘢痕(傷跡)
これらの症状は通常、数日から数週間で自然に回復しますが、まれに色素沈着や瘢痕(傷跡)が残ることがあります。治療後のケアが不十分な場合や過度に刺激を与えた場合は、瘢痕が目立つケースもあるため注意が必要です。
費用
単純性血管腫と苺状血管腫のVビームレーザーは、保険が適用される治療です。3割負担の費用は、以下のとおりです。
| 治療の面積 | 費用(3割負担) |
| ~10cm2 | 8,140円 |
| ~20cm2 | 9,640円 |
| ~30cm2 | 11,140円 |
| ~40cm2 | 12,640円 |
| ~50cm2 | 14,140円 |
費用は、治療回数や病変の状態に応じて費用が変動する場合もあります。また、クリニックによっては保険の適用に回数の制限があるケースもみられるため、事前確認が必要です。
以下の記事では、Vビームレーザーの効果について詳しく解説しています。ぜひ併せてご覧ください。
単純性血管腫と苺状血管腫の違いに関するよくある質問

ここからは、単純性血管腫と苺状血管腫に関するよくある質問に回答します。ぜひ参考にしてみてください。
血管腫は大人になってからでも治療できますか?
血管腫は、大人になってからでも治療可能です。ただし、大人になって治療する場合、発症から時間が経過しているため、完治までに時間がかかる傾向にあります。
血管腫の治療は皮膚がやわらかい乳児期や幼児期など、早ければ早いほど完治する可能性も高いためおすすめです。
単純性血管腫と苺状血管腫が発症する割合は何人に1人ですか?
単純性血管腫の発症率は、約0.3%といわれています。苺状血管腫は約0.8〜1.7%の赤ちゃんにみられる症状です。単純性血管腫の発症に男女差はなく、苺状血管腫は女児に多い傾向にあります。
また、苺状血管腫が発症する割合は、白人より日本人の方が10倍ほど多いことが判明しています。
単純性血管腫や苺状血管腫の発症に母親は関係していますか?

単純性血管腫や苺状血管腫の発症には、母親の健康状態や妊娠中の環境が影響することは基本的にほとんどありません。
早産や低出生体重の赤ちゃんは、これらの血管腫を発症するリスクが高いといわれています。また、母親が花粉症やアレルギー性疾患を持っている場合、わずかながらその影響が関連しているようです。
ただし、妊娠中の母親の生活習慣や食生活が直接的な原因となることは少なく、胎児の発育環境が主な要因とされています。
単純性血管腫や苺状血管腫は治療すれば完治しますか?
単純性血管腫や苺状血管腫は、治療することで改善します。ただし、すべての症例が完全に消失するわけではなく、一部では色素沈着や瘢痕が残る場合もあります。単純性血管腫は色が戻ってきますので、定期的なレーザー治療が必要になることが多いです。
乳児や幼児期など、皮膚がやわらかいうちに治療すると改善する可能性は高いですが、成長すると跡が残る可能性もゼロではありません。そのため、治療の前に医師に相談することが大切です。
皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷は、子どものあざを専門の1つにしているクリニックです。血管腫に関する悩みがある場合は些細なことでも、遠慮せずにお問い合わせください。経験と実績のある医師が、親身になって対応します。
>>東京の文京区で単純性血管腫と苺状血管腫を治療するなら皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷
血管腫が良性かどうか見分ける方法はありますか?
良性の血管腫かどうか見分けるには、医師の診断が必要です。急激に増える血管腫は病気を含んでいる可能性があり、良性はゆっくり拡大する傾向にありますが、判断するのは難しいでしょう。気になる血管腫がある場合は、早めに受診することをおすすめします。
大人に血管腫の症状が現れることはありますか?
血管腫は主に乳幼児に見られる疾患ですが、大人になってから発症することもあります。大人になって発症するのは老人性血管腫で、原因ははっきりとされていません。
ただし、症状が出た人の統計からは加齢や摩擦、生活習慣やホルモンバランスの乱れなどが要因とされています。健康上の問題はなく、男女問わず発生し、20代でみられることもあります。老人性血管腫は自然に消えないため、見た目が気になる方は治療が必要です。
子どものシミやあざを改善するなら皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷

赤ちゃんや子どもにできるあざには、赤あざ、青あざ、茶あざ、黒あざの4種類があります。同じ色のあざでも、症状が出る場所によって病名や症状、治療方法が異なります。皮ふとあざのお悩みなら、皮ふと子どものあざクリニックにご相談ください。
当院では、子どもに特化した治療をしており、これまでの経験を活かして最適な治療方法をご提案いたします。大切なお子様への治療なので、何よりも安全に配慮して治療を行います。また、より前向きに治療をしていただくために、お子様とご両親にわかりやすい説明を心がけています。
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火・木 10:00〜17:00 |
| 休診日 | 土日祝 |
| 公式HP | 皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷 |
まとめ

この記事では、単純性血管腫と苺状血管腫の違いを解説しました。単純性血管腫は生まれつき皮膚に現れる赤い斑点で、自然に消えることはなく、成人期まで残ることが一般的です。
苺状血管腫は生後数週間から数ヶ月で現れ、時間が経つと自然に縮小し、7歳ごろに消失する傾向にあります。また、単純性血管腫は治療が推奨されており、苺状血管腫は発生する場所によっては早期の治療が必要です。
この記事を参考にして血管腫に対する理解を深め、治療や経過観察を適切にしましょう。
記事監修者プロフィール
院長杉本 貴子
Sugimoto Atsuko
- 経歴
-
- お茶の水女子大学附属高等学校 卒業
- 獨協医科大学 卒業
- 国立国際医療研究センター 初期研修
- 日本医科大学付属病院 形成外科・再建外科・美容外科 助教
- 皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷 院長
【関連病院】
- 東京美容医療クリニック
- 日本医科大学付属病院 形成外科・再建外科・美容外科 非常勤講師
- 資格
-
- 医学博士
- 日本形成外科学会 専門医
- 日本形成外科学会レーザー 分野指導医
- 日本抗加齢医学会 学会認定専門医
- 日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
- GSK社 重度腋窩多汗症ボトックス 認定医
- アラガン社 ボトックス・ヒアルロン酸 認定医
- クールスカルプティング 認定医

