Column

コラム

赤ちゃんが顔をぶつけたらできたあざはいつ消える?あざができる原因や程度の見方を徹底解説

赤ちゃんが顔をぶつけた後にあざができてしまい「これって自然に治るの?」「病院に行ったほうが良い?」と不安になる方も多いのではないでしょうか。

赤ちゃんの皮膚は少しの衝撃でもあざができやすい一方で、中には病気や先天性のあざが原因の場合もあります。

そこでこの記事では、赤ちゃんが顔をぶつけてできたあざについて、詳しく解説します。また、あざができる原因や程度の見分け方なども詳しく紹介します。この記事を読めば赤ちゃんにあざができた際に、正しくケアできるため、ぜひ参考にしてください。

子どものシミやあざを改善するなら皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷

赤ちゃんや子どもにできるあざには、赤あざ、青あざ、茶あざ、黒あざの4種類があります。同じ色のあざでも、症状が出る場所によって病名や症状、治療方法が異なります。皮ふとあざのお悩みなら、皮ふと子どものあざクリニックにご相談ください。

当院では、子どもに特化した治療をしており、これまでの経験を活かして最適な治療方法をご提案いたします。大切なお子様への治療なので、何よりも安全に配慮して治療を行います。また、より前向きに治療をしていただくために、お子様とご両親にわかりやすい説明を心がけています。

「将来子どもにあざのことで悩ませたくない」と考えているご両親は、ぜひ皮ふと子どものあざクリニックにご相談ください。

アクセス 東京メトロ丸ノ内線茗荷谷駅から徒歩2分
アクセス方法
連絡先 TEL:03-6304-1725
営業時間 月・水・金 13:00〜18:00

火・木 10:00〜17:00

休診日 土日祝
公式HP 皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷

>>無料カウンセリングはこちら

顔をぶつけたのが原因?赤ちゃんにあざができる原因

気づかないうちに赤ちゃんの顔にあざができた場合は、以下のような原因が考えられます。

  • 転倒してぶつけた
  • 内出血や骨折
  • 血液の病気
  • 生まれつきのあざ

1つずつ詳しく解説します。

転倒してぶつけた

赤ちゃんの皮膚や毛細血管はデリケートなため、軽い衝撃でも内出血を起こして青紫色のあざができます。赤ちゃんは成長とともに動きが活発になり、つかまり立ちや歩き始めの時期にはケガに注意が必要です。

おもちゃや家具の角などに顔をぶつけてあざができるケースがよくみられます。ほとんどの場合、数日〜1週間程度で自然に回復しますが、腫れや痛みが強い場合は受診を検討しましょう。

内出血や骨折

ぶつけた際に強い衝撃が加わると、内出血や骨折を伴いあざになることもあります。特に鼻や頬の骨は衝撃を受けやすく、腫れを伴う場合は注意が必要です。また、赤ちゃんがぐずったり触るのを嫌がったりする場合も、骨折の可能性もあります。

あざの色が濃い場合や痛みが続く、表情がいつもと違うなどの異変がある場合は、念のため医療機関を受診しましょう。

血液の病気

あざができやすい、もしくは自然に現れるような場合には、血液疾患の可能性も考えられます。血液に異常がある場合、軽微な刺激でも皮膚下出血を起こしやすくなるため注意が必要です。

血管性紫斑病は子どもにみられがちな病気で、手足やお尻に紫斑が発生します。血小板減少性紫斑病は小児にみられる病気で、皮膚に紫の斑点や青あざができやすくなります。このような症状が現れた場合は、早めに医師に相談しましょう。

生まれつきのあざ

赤ちゃんにみられるあざの中には、ぶつけたことによるものではなく、生まれつき存在する「母斑(ぼはん)」や「血管腫」などのケースもあります。代表的なあざは「太田母斑」「蒙古斑」「イチゴ状血管腫」などです。

これらのあざは見た目がぶつけてできたあざに似ていることもあり、保護者が心配する原因になります。自然に薄くなるものもあれば、治療が必要なあざもあるため、医師に相談して経過観察や治療の必要性を判断してもらいましょう。

赤ちゃんのあざの見方

赤ちゃんのあざの調べ方は、以下のとおりです。

  • あざの大きさ
  • 腫れや痛みはないか
  • あざの色の変化

それぞれ詳しくみていきましょう。

あざの大きさ

あざの大きさは、転倒や軽い打撲によるあざであれば数cmほどの大きさで、数日以内に薄くなる傾向にあります。急にあざが大きく広がったり、複数の部位にあざが同時にできたりする場合は、内出血している可能性があります。

広い範囲にあざがみられたり、数が多かったりする場合は、病気の可能性もあるため注意が必要です。出現した場合は、早めに医療機関で診察を受けましょう。

腫れや痛みはないか

あざに触れたときに、赤ちゃんが痛がったり腫れが強かったりする場合は、骨折や内部損傷などの可能性があります。触れられるのを嫌がるときも、外見だけでは判断できない異常が隠れている恐れがあるため注意が必要です。

また、腫れが長引く場合や、熱感を伴う場合は炎症や感染症の可能性も考えられます。痛みの有無や腫れの程度も、あざの観察において重要な判断材料です。

あざの色の変化

あざは色の変化によって経過がわかるため、こまめに確認しましょう。打撲によるあざは赤〜紫色をしており、数日後には青〜緑色、さらに黄色〜肌色へと徐々に変化していきます。このように色が変化していくあざは、自然な回復過程である場合がほとんどです。

色が濃くなったまま変化がなかったり黒ずんできたり、どんどん広がっていく場合は、病気の可能性もあります。このように、あざの変化を観察し、異常がみられた場合は早めの受診が大切です。

あざの色については、以下の記事でも詳しく解説しているので、ぜひ併せてご覧ください。

生まれつきのあざの原因は?赤・青・黒・茶色いあざの原因や消えない場合の対処法などを解説

赤ちゃんが顔をぶつけたときにあざができた場合の対処方法

赤ちゃんが顔をぶつけてあざができた場合、RICE処置を参考にしましょう。RICE処置の手順は以下のとおりです。

  1. 安静(Rest)
  2. 冷却(lcing)
  3. 圧迫(Compression)
  4. 挙上(Elevation)

処置の内容を1つずつ詳しく解説します。

安静(Rest)

赤ちゃんが顔をぶつけた直後は、無理に動かさず安静にさせることが大切です。動き回ると血流が活発になり、内出血や腫れが広がる可能性があります。

打撲の直後に泣き続けたり、元気がなかったりした場合は、頭を強く打っている可能性もあるため注意が必要です。いつもと違う様子がみられたら、早めに医療機関を受診しましょう。

冷却(lcing)

あざができた直後は、氷や冷却パックをタオルに包んで患部に軽く当て、10〜20分程度冷やすと効果的です。冷やすことで血管が収縮し、内出血や腫れの広がりを抑えられます。

ただし、赤ちゃんの皮膚はデリケートなため、直接冷却材を当てたり長時間冷やし続けたりするのは避けましょう。冷却材はタオルや布に包んで使用し、適度に休めながら冷やす必要があります。

圧迫(Compression)

打撲部位に軽く圧をかけることで、内出血を抑える効果が期待できます。ただし、顔は皮膚が薄く敏感な場所なので、強い圧迫は避けるように注意が必要です。冷却とあわせて、やわらかい布などでやさしく押さえる程度にすると良いでしょう。

また、押さえる際は、赤ちゃんが不快に感じていないか確認が必要です。無理に圧をかけると逆効果になることもあるため、慎重な対応が求められます。

挙上(Elevation)

打撲した部位を心臓より高い位置に保つことで、血流が緩やかになり、腫れや内出血の抑制につながります。顔の打撲であっても仰向けに寝かせ、頭の位置を少し高くすることで対処が可能です。

枕やタオルを活用して、頭を高めに保つと良いでしょう。無理な体勢で寝かせると窒息のリスクがあるため、必ず保護者が見守りながら対応する必要があります。

赤ちゃんが顔をぶつけたときにできたあざで受診が必要なケース

赤ちゃんが顔をぶつけた際に受診が必要なケースは、以下のような症状がみられる場合です。

  • あざの範囲が広い
  • 腫れがひどい
  • 触ると嫌がる
  • 発熱している
  • ぐったりしている

他にも、顔をぶつけた後に嘔吐を繰り返したり意識がもうろうとしていたりする場合は、頭部にダメージが及んでいる可能性もあります。このような症状がみられたら、速やかに受診しましょう。

小さな変化でも不安な点があれば、自己判断せず医師の診察を受けることが大切です。

>>皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷のレーザー治療

赤ちゃんが顔をぶつけたときにできたあざはいつ消える?

赤ちゃんの顔にあざができると、「いつになったら消えるの?」と不安になる方もいるでしょう。ここでは、あざが消えるまでの期間や注意点について解説します。

あざが消えるのは1週間程度

赤ちゃんが転倒や衝突したことでできた外傷のあざは、1週間ほどで自然に薄くなって消える場合がほとんどです。あざの色は青紫から黄色へと時間とともに変化していき、最終的には目立たなくなります。

ただし、あざが消えるまでの長さには体質や生活習慣などにより個人差があるため、あくまで目安としてください。

消えないあざの場合は医療機関へ相談

1週間以上経ってもあざの色が薄くならない、あるいは逆に濃くなったり広がったりする場合は、医療機関に相談することをおすすめします。また、あざが硬く盛り上がっていたり、周囲に発熱や赤みを伴っていたりする場合も注意が必要です。

気になる場合は早めに、皮膚科や小児科での診察を受けましょう。あざが消えない場合については、以下の記事でも詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

赤ちゃんや子供の青あざが消えない原因は?突然できた青あざやぶつけたときの青あざがどれくらいで治るのかを解説

赤ちゃんが顔をぶつけたときにできたあざ以外で注意したいあざの種類

あざの中には注意が必要な先天的なあざや病変の可能性もあるため、見極めが重要です。ここでは特に注意すべき2つのあざの特徴について解説します。

あざの大きさが1cm以上ある場合

あざの大きさが1cm以上ある青色母斑は、悪性化する可能性があるといわれています。青色母斑は青色を伴うほくろのような形で、青あざの一種です。1cm以内の大きさであれば問題ありませんが、1cm以上ある場合は医師の診断を受けましょう。

他の疾患の可能性もあるため、あざを採取して病理組織検査で調べます。

青色母斑の場合

青色母斑は生まれつき、または乳児期に現れ、やや盛り上がって見えるのが特徴です。顔や手足などにできることもあり、自然に消えることはないため美容的に見た目を気にする方もいます。

青色母斑を治療するなら、治りやすい幼少期の方がおすすめです。大人になると治療に時間がかかる可能性があります。青色母斑の改善はレーザー治療を用いるのが一般的ですが、大きくなっている場合は、外科的手術が用いられる場合もあります。

赤ちゃんがぶつけてできたあざに関するよくある質問

赤ちゃんの顔にあざができると、「どこで診てもらえば良いのか」「どのくらいで治るのか」といった疑問や不安を抱く方もいるでしょう。ここでは、赤ちゃんのあざに関するよくある質問に回答します。

赤ちゃんがぶつけてできたあざは、何科にいくべきですか?

赤ちゃんが顔をぶつけてあざができた場合は、小児外科を受診するのが一般的です。小児科では子どもの病気を見ますが、小児外科ではケガを専門的に取り扱っています。

また、あざが消えない場合や先天性のあざがある場合は、形成外科や皮膚科が適しているケースもあります。症状に応じて、まずはかかりつけの小児科医に相談してみましょう。

>>皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷のレーザー治療

赤ちゃんがまぶたをぶつけたときの受診の目安を教えてください

赤ちゃんがまぶたをぶつけた場合、軽い腫れやあざのみであれば経過観察で問題ないことが多いですが、受診が必要となるケースもあります。以下のような症状がみられたら速やかに受診しましょう。

  • 腫れが強くて目が開けられない
  • 白目が赤い
  • 目に傷がある
  • 眼球の動きに異常がある
  • 物を見る際に違和感がある

まぶたの腫れが強くて目が開けづらい場合や白目が赤い場合、目に傷がある際は受診が必要です。打撲によって眼球の動きに異常がある場合や、物を見る際に違和感を訴えるような仕草がみられるときも、眼科での精密検査が推奨されます。

気になる症状がある場合は、自己判断せず早めに専門医へ相談しましょう。

赤ちゃんが顔をぶつけて傷が赤いままですが、いつ治りますか?

赤みは時間の経過とともに薄くなり、多くの場合は1週間程度で目立たなくなります。ただし、個人差があるため、完全に赤みが引くまでにさらに時間がかかるケースもあります。

赤ちゃんが顔をぶつけた後にできた赤い傷は、皮膚の浅い層が損傷して炎症を起こしている状態です。赤みが長期間続いたり、かさぶたを繰り返したりする場合は、皮膚科や形成外科で診察を受けることをおすすめします。

子どものシミやあざを改善するなら皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷

赤ちゃんや子どもにできるあざには、赤あざ、青あざ、茶あざ、黒あざの4種類があります。同じ色のあざでも、症状が出る場所によって病名や症状、治療方法が異なります。皮ふとあざのお悩みなら、皮ふと子どものあざクリニックにご相談ください。

当院では、子どもに特化した治療をしており、これまでの経験を活かして最適な治療方法をご提案いたします。大切なお子様への治療なので、何よりも安全に配慮して治療を行います。また、より前向きに治療をしていただくために、お子様とご両親にわかりやすい説明を心がけています。

「将来子どもにあざのことで悩ませたくない」と考えているご両親は、ぜひ皮ふと子どものあざクリニックにご相談ください。

アクセス 東京メトロ丸ノ内線茗荷谷駅から徒歩2分
アクセス方法
連絡先 TEL:03-6304-1725
営業時間 月・水・金 13:00〜18:00

火・木 10:00〜17:00

休診日 土日祝
公式HP 皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷

>>無料カウンセリングはこちら

まとめ

この記事では、赤ちゃんが顔をぶつけた際にできたあざに関する原因や対処方法まで、幅広く解説しました。赤ちゃんのあざは軽い打撲だと自然に回復しますが、血液疾患や先天性が原因のあざもあります

あざの大きさや色の変化、腫れや痛みの有無などを日々観察し、少しでも気になる点があれば早めに小児科や皮膚科に相談することが大切です。外傷による急なあざの場合は、RICE処置を試してみてください。

この記事を参考に、赤ちゃんのあざに対して正しい知識を持ち、適切に対処しましょう。


記事監修者プロフィール

院長 杉本 貴子

院長杉本 貴子

Sugimoto Atsuko

経歴
  • お茶の水女子大学附属高等学校 卒業
  • 獨協医科大学 卒業
  • 国立国際医療研究センター 初期研修
  • 日本医科大学付属病院 形成外科・再建外科・美容外科 助教
  • 皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷 院長

【関連病院】

  • 東京美容医療クリニック
  • 日本医科大学付属病院 形成外科・再建外科・美容外科 非常勤講師
資格
  • 医学博士
  • 日本形成外科学会 専門医
  • 日本形成外科学会レーザー 分野指導医
  • 日本抗加齢医学会 学会認定専門医
  • 日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
  • GSK社 重度腋窩多汗症ボトックス 認定医
  • アラガン社 ボトックス・ヒアルロン酸 認定医
  • クールスカルプティング 認定医

こどものアザは保険適用で治療できます。

ご予約の方法

初めてご来院の方はこちらをご覧ください。

※あざ治療、美容皮膚科以外の診察は予約せず直接ご来院ください。

※1週間以内に風邪症状のあった方は受診をお控えください。
当院は新生児の方も受診しますため、ご理解ご協力をいただけますと幸いです。

Tel.03-6304-1725

受付時間は診療カレンダー
ご確認お願いいたします