太田母斑は、見た目に影響を与えることから、公の場に出る機会が多い芸能人にとっては大きな悩みかもしれません。
しかし、そのままでも個性として受け入れられていたり、治療して目立たなくしたりする選択肢もあるため、それぞれの方法で太田母斑と向き合っているようです。
今回は、太田母斑を持つ芸能人を紹介し、どのように太田母斑と向き合っているのか注目します。
太田母斑を持つ芸能人をきっかけに治療をお考えの方は、皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷へいつでもご相談ください。
太田母斑は、額や頬、まぶたなどの三叉神経領域に広がる青いあざです。
多くの場合、顔の片側にのみ現れ、自然に消えることはありません。
日本では1,000人に1人の割合で発生する比較的珍しい症状ですが、見た目に大きな影響を与えるため、特に芸能人にとっては気になる問題と言えるでしょう。
太田母斑は早発型と遅発型があり、年齢を問わず誰にでも起こり得る症状です。
太田母斑は一般の方だけでなく、芸能人の中にも持っている方がいます。
以下より、太田母斑を持つ芸能人を詳しく見ていきましょう。
美容家の石井美保さんは、タレント・モデルからも支持を集める実力派アイリストとして活躍しています。
自身のサロンとスクールを運営し、アイリストの育成にも力を入れている石井さんですが、実は太田母斑を持つ1人です。
彼女は19歳のときに「遅発性両側性太田母斑」が突然現れ、目の下からこめかみ、おでこにかけて青いあざが出現したと自身のブログで明かしています。
5回のレーザーによる治療を受けた結果、コンシーラーを塗っても隠しきれなかった太田母斑が改善したそうです。
しかし、出産後に再発し、再びレーザー治療を受け、1回であざを目立たなくすることに成功しました。
19歳の頃の写真と現在を比べると、先生から「だいぶ綺麗になったじゃない」と言っていただけるようになったとのことです。
しかし、石田さんは最近のメディア出演の増加、すっぴんでHow to動画を撮影する機会の増加により、太田母斑をコンシーラーで隠すのが手間に感じるようになりました。
そこで、その手間を無くすために30代後半になって治療を再開しています。
ブログに掲載された写真を見ると、治療を受けてとても綺麗になっているのがわかります。
彼女のブログでは治療経過が詳しく報告されており、同じ太田母斑の悩みを抱える人々にとって大きな励みとなるでしょう。
梅沢富美男さんは、辛口コメントで知られる俳優であり、バラエティー番組・情報番組でのコメンテーターとしても活躍しています。
舞台・テレビの両方で幅広く活躍する一方、最近では彼の左目元にあるあざ[/arker-y]についても注目されており、それが太田母斑ではないかと噂されています。
梅沢さんの若い頃の写真を見ると、左頬には現在のようなあざは見られないため、彼のあざは[marker-y]遅発型である可能性が高いと考えられます。
梅沢富美男さんは、テレビ出演の際そのあざを隠すことなく、特に気にしている様子もありません。
彼の堂々としたキャラクターは、視聴者に好感を持たれている要因の1つと言えるでしょう。
鈴木望さんは、漫画「青に、ふれる。」の原作者です。
作品の主人公である瑠璃子は顔に太田母斑を持つ女子高生ですが、鈴木望さん自身も太田母斑を持っています。
瑠璃子の姿には、鈴木さん自身のコンプレックスと苦しい経験が色濃く反映されており、太田母斑について多くの人に知ってほしいという強い想いが込められています。
鈴木さんは高校まで自分の症状が太田母斑であることを知らなかったそうです。
10代、20代と太田母斑について誰にも相談できず、孤独な悩みを抱えていたと言います。
しかし今、漫画という形で想いを表現することで、同じように悩む若い世代を勇気づけたいと考えています。
鈴木さんは眼球にも太田母斑の症状があり、失明のリスクがあるためレーザー治療は行っていないとのことです。
そのため、あざと共に生きることを選び、見た目に影響する症状を持つ人々の問題に取り組むNPO法人「マイフェイス・マイスタイル」の活動にも参加しています。
彼女の人生が反映された「青に、ふれる。」は、同じ太田母斑の悩みを抱える人々にとって大きな支えとなるでしょう。
元野球選手の稲葉篤紀さんは、現役時代から爽やかな風貌と全力プレーで多くのファンに愛されてきました。
引退後も、野球日本代表「侍ジャパン」の監督としてチームを率い、指導力とリーダーシップで大きな成果を残しました。
そんな稲葉さんの右頬には目立つあざがあり、太田母斑であると公表しています。
稲葉さんは太田母斑を、現役選手時代から一切隠すことなく公の場に出続けており、監督としての活動中もそのままのスタンスです。
彼はあざを隠さないことで、同じ太田母斑の症状で悩んでいる人々を励まし、自分らしく生きる姿を示しています。
芸能人の太田母斑への見解はさまざまです。
治療をする人もいれば、個性と捉えてそのままの姿で生きる人もいます。
太田母斑を持つ芸能人を知り治療したいと思った方は、皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷をおすすめします。
太田母斑の治療では、メラニン色素に反応し、正常な皮膚にはほとんど影響を与えない最新レーザー機器「Qスイッチルビーレーザー」を使用しており、効率的かつダウンタイムを抑えた治療が可能です。
保険適用も可能なため、太田母斑に対して少しでも心配があれば、いつでもご相談ください。
太田母斑は珍しい症状で、顔に青いあざが現れます。
公の場に出る必要のある芸能人にも見られ、治療を行っていたり、個性として受け入れていたり人によってさまざまです。
その姿が、同じ太田母斑の悩みを持つ人々にとって勇気を与えています。
芸能人の太田母斑をきっかけに治療を考えている方は、皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷までいつでもご相談ください。
院長杉本 貴子
Sugimoto Atsuko
【関連病院】
あざは、何かに身体をぶつけるなど外部からの衝撃によって皮膚や皮下組織を壊し、出血が体内に留まることでおこります。
特に子どもはよく転んだり、どこかにぶつけることが多いため、あざができることも多いのではないでしょうか。
また、あざは症状によってきれいに治る期間もさまざまで、早ければ1週間、長くても2〜3週間で症状はおさまっていきます。
しかし、あざが増えている、時間が経っても消えない場合には「皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷」にご相談ください。
子どものあざは主に赤あざ・青あざ・茶あざ・黒あざの4種類です。
また、赤ちゃんや乳幼児の生まれつきのあざ、生後発症するあざ、大きさが変わるあざ、薄くなっていくあざ、突然できるあざがあり、自然に消えたり、レーザー治療で治るものがほとんどです。
しかし、足や腕に点状の青あざや赤あざ(紫斑)が出た場合には、アレルギー性紫斑病などの可能性が考えられます。
早めにかかりつけの小児科に受診しましょう。
あざの中には、レーザー治療が有効なものがあります。
主に、赤あざ・青あざ・茶あざは保険適用されることが多いため、子どもの時に治療しておくことが推奨されています。
赤あざは、血管の拡張・増殖などによってできるあざで、レーザー治療を行う場合は基本的に保険適用されます。
成長すると共に拡大していくあざや、一時的に拡大するあざがあり、赤あざのほとんどは自然には消えません。
皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷では、赤あざ(単純性血管腫、乳児血管腫)には、「ダイレーザー【Vbeam Ⅱ】」という色素レーザーを使用して治療していきます。
ダイレーザー【Vbeam Ⅱ】は、皮膚や筋肉、脂肪など周辺組織へのダメージが少ない機器となっています。
青あざは、色素を生み出す細胞(メラノサイト)が皮膚の一部に集中してできるあざです。
生まれたばかりの赤ちゃんにある蒙古斑のように、自然に消える場合もありますが、青あざも残ってしまうことがほとんどです。
皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷では、青あざの治療に「QプラスR」というQスイッチ付きルビーレーザーを使用しています。
QプラスRは、正常な組織へのダメージを抑えつつ、シミやあざの色素のみ破壊する機器です。
青あざの治療も保険適用されます。
茶あざも青あざ同様、メラノサイトが皮膚の一部に集中してできます。
茶あざは悪性化することはないですが、自然に消えることもありません。
皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷では、茶あざ治療に「QプラスR」を使用しています。
茶あざのほとんどは保険適用されますが、表皮母斑は自費診療となります。
表皮母斑と診断された場合には、表皮母斑の部位や大きさを判断して、一人ひとりに最適な治療方法を提案するのでご安心ください。
子どものあざは、経過観察していくもの、積極的に治療をすすめるもの、見た目が気になるようであれば治療を検討するものなど、さまざまです。
下記のようなあざが子どもあって、治療に悩んでいる場合は一度クリニックを受診してみてください。
あざを早く治すには、まずは専門医に相談することが大切です。
あざの治療に有効とされているレーザー治療は、専門知識と豊富な経験が必要です。
何か少しでも心配がある場合は、いつでも子どものあざクリニック茗荷谷にご相談ください。
院長杉本 貴子
Sugimoto Atsuko
【関連病院】
赤ちゃんにあざが発症すると、手術をしなくてはならないのかと不安を感じます。負担はないのか、リスクはあるのかと赤ちゃんが心配です。
今回は赤ちゃんのあざの治療法と手術を行う可能性があるあざ、手術を行うケースを解説します。
赤ちゃんにあざが発症し不安になっているお母さんやお父さんは、最後まで読んでみてください。
赤ちゃんのあざの治療で手術を行うことは少ないです。
基本的にはレーザー治療で、医師の判断によって薬と併用します。しかし、症状によっては手術も治療の選択肢としてあげられます。
赤ちゃんに手術をする可能性があるあざを解説します。
色素細胞性母斑はメラノサイトが集まって茶色から黒く見えるあざです。
大きさや形状によって3つに分類され、ほくろもその一つです。
色素細胞性母斑は悪性化のリスクが高いです。巨大型が最も高いですが、ほくろや通常型もまれに悪性化します。
多くの場合、完全に取り除くことが推奨されます。また、レーザーが効きにくく、治療は手術で行われることが多いです。
表皮母斑は表面がザラザラとしているのが特徴の凹凸のある茶色のあざです。
症状によって3つの種類に分類されます。
原因は不明ですが表皮の細胞が過剰に増殖し、1000人に1人の割合で発症します。
レーザーであざを削り取るか、大きさによっては手術であざを取り除いて治療します。
乳児血管腫の腫瘤型も手術を行うことがあります。
乳児血管腫は血管内皮細胞(血管の壁を作る細胞)の過剰な増殖によって発症する赤いあざです。
3種類があり、その一つである腫瘤型はいちごのように赤く盛り上がっているのが特徴です。
基本的にレーザーで治療しますが、医師の判断によって薬と併用し、まだ盛り上がりが高い場合は手術を行います。乳児血管腫で手術をすることはめったにありません。
乳児血管腫は生後1〜2週間で発症し、生後5カ月ごろまでに急速に大きくなることがあります。発症後は早めにクリニックに相談することをおすすめします。
くわしくはこちらでも解説しています。併せてご覧ください。
赤ちゃんのあざの状態によっては手術を行う場合もあります。
赤ちゃんのあざ治療で手術をするケースを解説します。
ほくろのようなあざで1〜2年で色や形に変化がある場合、手術を行うことがあります。
メラノーマ(悪性黒色腫)の可能性があるためです。メラノーマは皮膚がんの一つで、ほくろやシミと似た見た目です。
治療するには完全に取り除く必要があるため、手術を行うことがあるのです。
あざに伴い痛みや出血がある場合、手術を行うことがあります。
悪性化のリスクがあったり疾患が原因のあざだったりするためです。皮膚がんや紫斑病、血友病などは症状として痛みや出血を伴うあざが現れることがあります。
治療するには手術で疾患の原因となる組織を取り除く必要があるのです。
目や口など、体の機能に影響がある場合も手術を行います。
目の周りにあり視力に影響があったり鼻や口の周りにあり呼吸に影響があったりした場合です。
レーザーや薬は治療に時間がかかります。個人差やあざの種類によって違いますが、半年以上かかることもあります。
そのため、すぐに改善できる手術を行うことがあるのです。
赤ちゃんのあざの治療は基本的にレーザーで行います。
色素に反応するレーザーを使用することで以下のようなメリットがあるためです。
ほかにも医師の判断によって薬と併用したり手術を行うこともあります。
しかし、あざが消えなかったり傷跡や出血のリスクがあったりするため、レーザーによる治療が主流となっているのです。
あざ治療に関するよくある質問をまとめました。
膨らみやしこりを伴うあざでもレーザーで治療をすることが多いです。
レーザーは肌表面に膨らみやしこりがあっても血管やメラニンに作用します。
そのため、大きさや部位によっては手術をする必要はありません。
保険が適用されるかはあざの種類や症状によって違います。
赤あざや青あざの場合、保険適用されるのはレーザー治療です。色素細胞性母斑の治療や体の機能に影響がある場合は手術で保険が適用されます。
あざの種類や症状によって違うため、保険適用されるかどうかは医師に確認してください。
赤ちゃんのあざ治療は必ず手術をするわけではありません。多くの場合、レーザーや薬との併用で治療が可能で、手術は最終手段です。
それでもあざ治療で赤ちゃんが手術をすることになりそうな場合は皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷へご相談ください。
クリニック茗荷谷は子どものあざ治療に特化しています。
経験が豊富で技術力が高い医師が、赤ちゃんの負担を最小限にするよう配慮しながら手術を行います。お母さんやお父さんも安心していただけます。
院長杉本 貴子
Sugimoto Atsuko
【関連病院】
子どもにあざが発症し消えないと、病気ではないのかと心配です。
今回は、子どもが発症しやすいあざの種類と消失の割合、治療法を解説します。
子どものあざは体内の血管や細胞が関係しているため、自然と消えないこともあります。
色や大きさ、形状に変化が現れるあざも多いです。
あざは放置せず、クリニックで相談することをおすすめします。
子どもが発症しやすいあざの種類と特徴、消失の割合を解説します。
赤あざは血管内皮細胞の増殖や血管形成の異常など、血管が原因で現れるあざです。
生まれつきや生後数週間で現れることが多いです。
名称 | 種類 | 特徴 | 消失の割合 |
---|---|---|---|
乳児血管腫 | 局面型 | 赤くて盛り上がりがない | 75%が7歳ごろまでに消失 |
腫瘤型 | 盛り上がっている | ||
皮下型 | 肌の色か青色で盛り上がりだけある | ||
単純性血管腫 | サーモンパッチ | 平らで凹凸がなく、かぶれのようにも見える 指で押すと一瞬色が薄くなり、泣いたり入浴したりして血行が良くなると色が濃くなる |
50%が1歳ごろまでに消失 |
ウンナ母斑 | 50%が3歳ごろまでに消失 | ||
ポートワイン母斑 | 平らで赤く境界線がはっきりとしている | 消えない | |
毛細血管拡張症 | 単純型 | 赤い線が直線または少し曲がっている | 消えない |
樹枝状型 | 樹木の枝のように枝分かれしている | ||
クモ状型 | クモの巣のように放射線状に広がっている | ||
丘疹型 | 皮膚の表面に小さく赤い盛り上がりがある | ||
紅斑型 | 赤みの境界がぼやけており、広がって見える 温度変化や飲酒、紫外線などの影響で赤みが強くなる |
腫瘤型の乳児血管腫は生後5カ月までに急速に拡大します。すぐにクリニックに相談してください。
詳しくはこちらでも解説しています。併せてご覧ください。
青あざはメラノサイトの異常な増殖や色素沈着が原因で現れます。
深い層にメラニンが増えたり沈着したことにより青く見えるのです。
生まれつきから生後数カ月で現れます。
名称 | 特徴 | 消失の割合 |
---|---|---|
太田母斑 | 額や頬、まぶたなど顔の片側のみに現れる | 消えない |
伊藤母斑 | 肩周辺を中心に鎖骨や腕など片側のみに現れる | |
異所性蒙古斑 | お尻や腰以外に出た蒙古斑 | 薄いものは7歳頃までに消えることがある |
詳しくはこちらでも解説しています。併せてご覧ください。
茶あざはメラノサイトによってメラニンが過剰に増えた状態です。浅い層に増えたことで茶色に見えています。
黒あざはメラノサイトが集合して黒く見えるあざです。
名称 | 種類 | 特徴 | 消失の割合 |
---|---|---|---|
扁平母斑 ベッカー母斑 |
カフェオレ色のあざ 毛が生えているのはベッカー母斑 |
消えない | |
外傷性色素沈着症 | 傷口に異物が入っている 周囲の皮膚に比べて色が濃い 青~黒色 |
||
表皮母斑 | 限局型 | 表面がザラザラとした凹凸 一カ所、またはさまざまな部位に固まっている |
|
広範型 | 表面がザラザラとした凹凸 体や手足に線状に並んでいる |
||
炎症型 | 表面がザラザラとした凹凸 硬く薄い淡紅色のあざが線状に並んでいる 強いかゆみを伴う |
||
色素細胞性母斑 | ほくろ | 茶色~黒色のあざ 大きさは数mm〜1.5cm |
|
通常型 | 茶色~黒色のあざ 1.5cm~ 硬い毛が生えていることもある |
||
巨大型 | 茶色~黒色のあざ 体は6cm以上、頭は9cm以上の大きさ |
黒あざは悪性化のリスクが高めです。巨大型が特に高いですが、通常型やほくろもまれに悪性化します。
詳しくはこちらでも解説しています。併せてご覧ください。
子どものあざはレーザー治療が推奨されています。
レーザーは血管やメラニンに直接アプローチするため、皮膚へのダメージが少ないです。また、色素に反応するレーザーを使用し効果的に治療ができます。
ほかにも医師の判断によって内服薬と併用したり手術を行ったりもしますが、レーザーに比べて副作用やリスクが高めです。
レーザーで治療してもあざが消えない場合があります。
主な原因は以下の通りです。
あざが消えない理由を解説します。
子どものあざが消えない場合、施術回数が少ない可能性があります。
あざは一度レーザーを受けただけではほぼ治りません。肌トラブルや副作用のリスクが高く、少しずつ治療する必要があるためです。
また、あざの状態を見ながら治療の調整をしたり、サイズや深さによってはレーザーの光が届かなかったりもします。
そのため、複数回の施術が必要になるのです。
あざの種類 | レーザー回数 |
---|---|
乳児血管腫 | 5~10回 |
単純性血管腫 | 約10回 |
毛細血管拡張症 | 約5回 |
太田母斑 | 2~5回 |
伊藤母斑 | |
異所性蒙古斑 | |
扁平母斑 ベッカー母斑 |
まずは1回 効果を実感出来れば2回~ |
外傷性色素沈着症 | 約5回 |
表皮母斑 | 1回~ |
色素細胞性母斑 | 大きさや深さによって異なる |
レーザーの設定が低いと、あざが消えるまでに時間がかかります。
子どもの皮膚は大人の約半分しかありません。そのため、治療する際はやけどなどをしないようにレーザーの設定を低くする必要があるのです。
そのため、あざが消えない、消えるのに時間がかかることがあります。
子どものあざに関する質問です。
疑問がある方は確認してみましょう。
血友病や紫斑病など、病気が原因であざが発症することはあります。
以下の場合は病気の可能性があります。
心配な方はクリニックに相談してください。
打撲のあざがほかのあざの原因になることはありません。発症の原因が違うためです。
打撲のあざは外的な衝撃で血管が破れ血液が皮膚の下に漏れ出したもので、吸収されると自然と消えます。
ほかのあざは血管の異常や細胞の増殖、メラニンの異常など体内の異常が原因です。
原因が違うため、関連はありません。
子供のあざは消えないことが多いです。治療をしないと成人後も残ることになります。
子どものあざの相談はクリニック茗荷谷にご相談ください。
子どものあざ治療に特化しており、さまざまなケースに対応できます。見たことや聞いたことがないあざでも安心して相談できますよ。
院長杉本 貴子
Sugimoto Atsuko
【関連病院】
赤ちゃんにできるあざは、さまざまな色・形で現れることがあり、中には時間とともに広がるものもあります。
本記事では、赤ちゃんに見られる広がるあざの種類、特徴、治療法について詳しく解説します。
赤ちゃんの広がるあざが心配な方は、皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷までいつでもご相談ください。
赤ちゃんにできるあざは、さまざまな色・形で現れ、赤、青、黒、茶色などが一般的です。
あざは、皮膚の色素細胞・毛細血管の異常と増殖が原因で、先天的に発生することが多いとされています。
しかし、具体的な原因はまだ完全には解明されていません。
さらに、時間とともに広がるあざも存在します。
主に赤ちゃんに見られる広がるあざとして、以下より乳児血管腫、単純性血管腫、太田母斑、表皮母斑、色素細胞性母斑を紹介します。
乳児血管腫(いちご状血管腫)は、生後1~2週間頃の赤ちゃんに出現することが多いあざです。
いちごのように赤く、デコボコした外見が特徴で、頭やお腹などさまざまな場所に現れます。
赤ちゃんの成長とともに、あざは急速に広がることがあり、特に生後5カ月頃までに大きくなることが一般的です。
いちご状血管腫の75%は7歳頃までに自然に消えることが多いですが、放置すると皮膚のたるみ・赤みが残る可能性があります。
あざの大きさは数ミリから握りこぶしほどまでさまざまで、早期治療により見た目の改善が期待できることから、最近では積極的に治療を選ぶケースが増えています。
単純性血管腫(ポートワイン母斑)は、赤ちゃんに生まれつき現れる赤いあざで、全身のどこにでもできる可能性があります。
自然に消えることがなく、成長とともにあざの面積が広がることが特徴です。
放置すると、単にあざが広がるだけでなく、デコボコした形状に変わる恐れがあります。
加齢に伴いあざの色が濃くなったり、褐色に変わったり、時には腫瘤が発生するケースも見られたりするため、気になる場合は早期治療を考えましょう。
顔に単純性血管腫がある場合、眼・脳にも影響が出る可能性があるため、CTやMRIでの検査が推奨されます。
太田母斑は、額や頬、まぶたなどの三叉神経領域に現れる青いあざで、片側の顔にのみ出現するのが特徴です。
自然に消えることがなく、日本では1,000人に1人の割合で見られます。
太田母斑は、赤ちゃんに現れる「早発型」と、思春期に現れる「遅発型」があります。
一方、伊藤母斑は肩、鎖骨、腕にできる青あざで、片側に出現することが多いです。
伊藤母斑も自然に消えることはなく、成長とともにあざが広がることがありますが、痛み・悪性化のリスクはほとんどありません。
表皮母斑は、皮膚の表皮部分が過剰に成長することでできる、凹凸のある茶色いあざです。
自然に消えることはなく、赤ちゃんの成長とともにあざも広がる傾向があります。
「限局型」「広範型」「炎症型」の3種類あり、特に大きくなる場合または見た目の問題がある場合は、手術が勧められることもあります。
発生頻度は赤ちゃんの1,000人に1人程度と、比較的よく見られるあざです。
まれに中枢神経系・骨格系の異常を伴うことがあり、この場合は「表皮母斑症候群」と呼ばれます。
色素細胞性母斑は、メラノサイトと呼ばれる母斑細胞が集まることで黒く見えるあざです。
赤ちゃんにも見られることがあり、一般的に「黒子(ほくろ)」として知られています。
「通常型」と「巨大型」に分類され、通常型は生まれつき存在するものです。
四肢や体幹など広範囲にわたって現れ、特に大きく広がることがある巨大型は、悪性黒色腫に発展するリスクがあるため、積極的な治療が必要です。
全てのあざが治療を必要とするわけではありませんが、成長・機能に影響を与える場合や成長とともに広がり、目立つ大きなあざなどは早期治療がおすすめです。
赤ちゃんのうちに治療を行うと、回復が早く、少ない治療回数で効果が期待できます。
皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷では赤ちゃんのあざの状態を詳しく確認し、安心かつ最適な治療法を提案しているため、少しでも心配があればいつでもご相談ください。
次に、皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷で受けられるあざの治療法について解説します。
皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷では、赤ちゃんの広がるあざに対して専門的な治療を行っています。
赤ちゃんのあざは、色・形がさまざまで、成長とともに広がることがあります。
場合によっては早期治療が推奨されることもあるため、治療すべきか悩む場合は1度専門医に相談してみましょう。
赤ちゃんの広がるあざが心配な方は、皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷までいつでもご相談ください。
院長杉本 貴子
Sugimoto Atsuko
【関連病院】
太田母斑は、顔に現れる青あざの一種で、レーザーでの治療が効果的とされています。
この記事では、太田母斑のレーザー治療について詳しく解説します。
皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷では、あざ治療の名医によるレーザー治療を受けることができます。
お子さまの太田母斑を綺麗に消したいとお考えの方は、ぜひ当院までお問い合わせください。
太田母斑は、皮膚に見られる青あざの一種です。
青あざは、皮膚のより深い層である真皮にメラニンを産生する細胞「メラノサイト」が過剰に集まることで生じます。
このメラニンが皮膚の表面から透けて見えるため、青色を帯びたあざとして現れます。
特に太田母斑は、額、目の周り、頬、まぶたといった顔の三叉神経領域に分布し、通常は顔の片側のみに出現します。
日本では、約1,000人に1人の割合で太田母斑が見られると言われています。
また、発症は思春期以降に多いものの、出生時から現れるケースも存在します。
太田母斑は自然に消えることがないため、あざを目立たなくしたい場合には、専門的な医療機関での治療が必要です。
治療の選択肢としては、特に効果的なのがレーザー治療です。
皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷では、太田母斑の治療に「QプラスR」というQスイッチ付きルビーレーザーを使用しています。
このレーザーは、シミやそばかす、そして太田母斑などの皮膚の色素異常に効果的です。
Qスイッチ付きルビーレーザーは、非常に短い時間で強力なレーザー光を発し、皮膚の深い層にあるメラニン色素を破壊します。
この治療法の特徴は、メラニン色素にのみ反応するため、周囲の正常な皮膚にほとんどダメージを与えないことです。
つまり、色素を除去しながらも、健康な皮膚を保つことが期待できます。
太田母斑の治療では、あざの状態や広がりに応じて、6ヶ月ごとにレーザー照射を行います。
一度の治療ですべての色素を除去することは難しいため、複数回にわたる治療が必要です。
通常、あざの濃さや広がりにより治療回数は異なりますが、治療期間は2年程度かかることが一般的です。
太田母斑のレーザー治療は保険適用となるため、自己負担額を抑えることができます。
年齢によって負担割合が異なり、小学校入学前の乳幼児であれば治療費の2割負担、小学生以降は3割負担となります。
さらに、こども医療費助成制度を利用することで、自己負担額をさらに減らすことが可能です。
例えば、東京都23区では、高校生までは医療費の自己負担がなく、無料で治療を受けることができます。
治療費について詳しくはこちらもご覧ください。
太田母斑は自然に消えることがないため、あざを治すにはクリニックでの専門的な治療が必要です。
特に、レーザー治療が効果的で、皮膚の深層にあるメラニン色素を破壊することであざを目立たなくします。
このレーザー治療は保険適用となるため、通常の治療よりも医療費の負担を抑えた形で治療を受けることができます。
皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷では、太田母斑の治療に豊富な経験を持つ医師が在籍しており、安全性に配慮した適切な治療を行っています。
特に、子どものあざ治療を専門としているため、安心して治療を受けることができます。
太田母斑の治療を検討している方は、まずはお気軽にご相談ください。
院長杉本 貴子
Sugimoto Atsuko
【関連病院】
赤ちゃんの肩にあざがあると痛みや触れ合いが不安になります。
今回は赤ちゃんの肩にできるあざの種類や特徴について解説します。
赤ちゃんの肩にできやすいあざの種類は以下のとおりです。
また、まれに発症するあざもあります。
異所性蒙古斑以外は消えません。
今回は赤ちゃんにできやすいあざについて、それぞれの特徴を解説します。
単純性血管腫は血管の異常形成によって現れる生まれつきの赤いあざです。
3種類あり、すべて肩に現れることがあります。
特にウンナ母斑はうなじや後頭部、肩などに現れやすいです。
ウンナ母斑は3歳ごろ、サーモンパッチは1歳ごろまでに約50%が薄くなります。ポートワイン母斑は消えません。
消えない場合は大人になっても残ることがあり、個人差によって違いますがレーザー治療などで改善が期待できます。
乳児血管腫は血管内皮細胞の異常増殖によって発症する赤あざで、生後1〜2週間に現れます。
7歳ごろまでに約75%が薄くなりますが、凹凸や赤み、皮膚のたるみなどが残ることがあります。
腫瘤型は生後5カ月ごろまでに急速に大きくなったり広がったりして体の機能に支障が出る可能性があり、早急な治療が必要です。
基本的にレーザーで治療を行いますが、医師の判断によっては内服薬と併用したり手術を行ったりします。
色素細胞性母斑はメラノサイトが原因で現れる茶色から黒色のあざです。生まれつきや生後に全身に発症します。
巨大型は悪性化してがんになるリスクが高く、手足のほくろや通常型もまれに悪性化します。
レーザーや手術で治療を行います。心配な方は医師に相談してください。
表皮母斑は表皮の細胞が刺激を受けて過剰に増殖し、生まれつきや生後数カ月で現れる茶色のあざです。
1000人に1人の割合で肩や首周り、手足など広い範囲に発症します。
消えることはなく、成長で色やサイズ、形状が変わることがあります。
レーザーや手術であざを取り除くことで治療します。
扁平母斑は全身に出来る茶色や青色のあざです。
皮膚の浅い層にメラニンが増えたのが原因で生まれつきか思春期に発症します。
毛が生えた扁平母斑がベッカー母斑です。思春期に発症しますが、まれに赤ちゃんのときから発症することもあります。
色やサイズに変化はありますが、消えることはありません。
治療が難しく再発率が高いのが特徴です。
赤ちゃんの肩にあるあざに関するよくある質問です。
不安がある方は読んでみてください。
基本的に痛みはないため、配慮をすれば抱っこをするのは大丈夫です。
心配な方は医師に相談してください。
以下のあざは増えたり大きくなったりすることがあります。
ほかのあざは増えることがほぼありません。
どのあざでも放置しないことが大切です。
大きさや形状に変化が現れ、体の機能に支障が出る可能性があります。
特に「乳児血管腫」は早急な治療が求められます。
また、命にかかわらない扁平母斑は治療が難しく、幼少期のうちに治療を始めた方が効果がでやすいです。
あざは放置しないようにしましょう。
症状やレーザーの種類、個人差によって違います。
赤ちゃんは皮膚が大人の約半分程度しかなく、また、肩は骨と近い部位です。レーザーの衝撃が骨に響きやすく痛みを感じる可能性があります。
しかし、赤ちゃんの回復力は高いため、治療後の回復も早いです。また、必要に応じて麻酔クリームを使うなど、痛みの対策をします。
赤ちゃんの肩に現れるあざは治療できるものが多いです。しかし、種類が多く専門的な診断と最適な治療法が必要です。
赤ちゃんの肩にあるあざは皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷にご相談ください。知識や経験が豊富な医師によって最適な治療法を提案してくれます。
しっかりと治療すれば子供の将来が健やかなものにできますよ。
院長杉本 貴子
Sugimoto Atsuko
【関連病院】
赤ちゃんの赤あざについて、
「生まれつきのあざはキレイに治るの」
「自然に消えることはあるの」
と、ご家族が不安に思われてよくご来院されます。
この記事は赤ちゃんの赤あざについて、種類や治療法について解説しています。
赤あざについて不明な点がある方は、皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷にご相談ください。
院長杉本 貴子
Sugimoto Atsuko
【関連病院】
血管腫とは「赤あざ(血管奇形)」と呼ばれる血管の異常で、血管が拡張や増殖することによってできる良性腫瘍のことです。
血管腫は単純性血管腫「血管奇形(vascular malformation;VM)」と乳児血管腫(=いちご状血管腫)「血管腫(hemangioma)」に分けられます。
血管奇形は血管内皮細胞の増殖を伴わない形成異常によるもので、自然消退しません。
血管奇形の中の代表的な疾患である「単純性血管腫」と、血管腫の代表的な疾患である「いちご状血管腫」について説明します。
生まれつきの平坦な赤いあざです。
大人になっても自然に消えることがありません。
単純性血管腫の種類は下記の3種類です。
年齢が上がるにつれて、色が濃くなったり腫瘤(しゅりゅう)を作ったりする場合もあります。
また、成長とともに体が大きくなるのに比例してあざの面積も拡大します。
治療は副作用の少ないレーザー治療が主流になっています。
特に顔にある血管腫の場合、合併症を伴う検査のためにCTやMRIなどが必要となります。
生まれて数日〜数週間後から徐々に出現する、皮膚から盛り上がるタイプの赤あざです。
乳児血管腫と呼ばれて、出現後は数カ月かけて急に大きくなるのが特徴です。
いちご状血管腫は生後5カ月までに完成形の80%の大きさまで大きくなります。
いちご状血管腫になった75%は7歳ごろまでに自然消退すると言われています。
治療せず放置すると皮膚のたるみや赤みが残る可能性があるため、大きくなる前の治療をおすすめしています。
血管腫とは本来幅広く伸びていくはずの血管が変化し、異常な塊を作ってしまう病気です。
小児期に発症する先天性の血管腫(血管性腫瘍)を除いて、それらのほとんどは腫瘍ではなく血管の発生異常が原因です。
血管奇形は血流の速いものと遅いものとに分類され、以下のように分類ができます。
奇形が混在した例もありますので、この分類は治療を選択するうえで重要です。
単純性血管腫の原因は明らかになっていません。
単純性血管腫は、皮膚の奥深くで細い血管が通常よりも多く発生している状態です。
その原因はまだ完全には解明されていませんが、体内で血管が形成される過程で何らかの異常が起きて発症すると考えられています。
生まれた時から症状がある場合や、家族内で複数の人に見られる場合があることから、遺伝的な要因があるのではないかという推測もあります。
しかし、これはまだ研究段階の仮説にすぎません。現時点では、遺伝が原因であるという医学的な証拠は見つかっていません。
Douglas A. Marchuk氏の「Pathogenesis of hemangioma」によると、「血管腫の内皮細胞の異常増殖には成長因子やホルモン、機械的影響が関与している」と考えられています。
「血管新生における主な原因となる欠陥は不明であり、遺伝子変異が関与している可能性も指摘されてない」という点の指摘に留まっております。
Hemangioma is the most common tumor of any kind seen in infancy. It is also, perhaps, the least understood. This stems in part from a long history of confusing nomenclature for vascular anomalies that employed classification schemes based on superficial descriptions of the lesions. The first major step toward clarifying this nomenclatural morass was made by Mulliken and colleagues (1, 2), who employed a biological classification scheme based on the differing clinical courses and endothelial proliferative activity of hemangiomas versus malformations. Hemangiomas, often called infantile or juvenile hemangiomas for clarity, are benign tumors that exhibit an early and rapid proliferation phase during the first year of life characterized by endothelial and pericytic hyperplasia, followed by a slower but steady involution phase that may last for years. This basic scheme of histopathological classification has been refined by immunohistochemical characterization of hemangioma in each of the phases (3). Nonetheless, the pathogenesis of hemangioma is still not understood. Although growth factors and hormonal and mechanical influences have been postulated to affect the abnormal proliferation of endothelial cells in hemangioma, the primary, causative defect in hemangiogenesis remains unknown and no genetic alteration has been implicated.
そして、単純性血管腫を発症する割合は0.3%です。性別に関係なく1000人に3人の割合で発症します。
以前は「血管腫」、近年は「血管奇形」と呼ばれ、医師のなかでも統一されていないのが現状です。
血管を形作っている血管内皮細胞の増殖があるものを「血管腫」、血管内皮細胞の増殖がなく血管が異常に集合しているものを「血管奇形」としています。
赤ちゃんに多い赤あざは
毛細血管拡張症は皮膚から赤い血管の筋が透けて見える症状です。
頬や鼻に出やすく、症状により4つに分類されます。
毛細血管が拡張した状態なので自然に消えることはありません。
積極的にレーザー治療を行います。
赤あざの治療は「ダイレーザー【Vbeam Ⅱ】」というレーザーを使って治療を行っていきます。
いちご状血管腫は成長とともに消失する可能性がありますが、目立つ部位、機能に影響する部位(目の周りなど)、隆起が強い部位、機能に影響する部位(目の周りなど)にはダイレーザー【Vbeam Ⅱ】を使って治療を行っていきます。
単純血管腫の治療方法はできる部位によって変わります。
レーザー治療をおすすめしています。
0歳から治療を行った方が痛みなどの記憶が残らないため、幼いうちから治療を始めると良いでしょう。
ウンナ母斑はあざが髪の毛で隠れれば目立たないため、治療しないこともあります。
一方で髪が短いと目立つこともあり、治療する場合もあります。
0歳からレーザー治療をおすすめしています。
成長とともに赤あざが大きくなるので、できるだけ小さいうちから治療を行うことをおすすめします。
いちご状血管腫が拡大する生後5ヶ月頃までは、2週間〜1ヶ月に一度の割合で色素レーザー(ダイレーザー【Vbeam Ⅱ】)を照射します。
その後は1〜3ヶ月に一度の頻度で色素レーザーを照射します。
目の周囲など機能に影響する部位、あざが大きい、数が多い場合などは飲み薬(ヘマンジオールシロップ®)を併用します。
単純性血管腫には、パルス色素レーザーである「ダイレーザー【Vbeam Ⅱ】」を使用します。
ダイレーザー【Vbeam Ⅱ】は、赤い色素に反応するレーザーです。
血液中のヘモグロビンに反応し、熱が血管の壁を伝わることで血管を縮ませたり破壊します。
単純性血管腫のレーザー治療も0歳から開始しましょう。
赤ちゃんの肌は代謝がよく適応力があるので、ダウンタイム中に生じる紫斑や内出血も比較的スムーズに解消されていきます。
成長後もレーザー治療で目立たなくすることは可能です。
しかし、年齢を重ねると赤あざの範囲が拡大していたり、濃くなっていたり、デコボコが出現する可能性があるため、治療回数が多くなる傾向にあります。
通常、レーザー治療においてドクターは副作用が起こらないよう万全の体制で治療にあたりますが、反応には個人差が起こることもあります。
一般的に副作用と言われているものは以下のものがあります。
かさぶたや水疱のリスクはゼロにはできません。
これらが起きてしまった場合にも2週間程度で治りますが、そのあとに瘢痕(はんこん)と言う傷跡がのこる可能性があります。
赤あざの治療は、赤ちゃんのうちに始めることで大きな利点があります。
若い肌は回復力が高く、治療への反応も良好なため、患部の回復スピードが格段に速くなります。
また、早期治療によりお子さまの成長に伴うあざの拡大や濃くなるリスクを軽減できる可能性があります。
多くの親御さんが、赤ちゃんのあざについて様々な不安を抱えていらっしゃいます。
「皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷」では、親御さんの不安に寄り添い、一つ一つ丁寧にお答えしています。当クリニックは、赤ちゃんや子どものあざの治療に特化した専門施設です。最新の治療法と豊富な経験を持つ医師がご家族の生活スタイルを考慮しながら、お子さま一人一人に最適な治療プランをご提案いたします。
ご予約やお問い合わせは、お電話またはウェブサイトから24時間受け付けております。
ご来院を、スタッフ一同心よりお待ちしております。
院長杉本 貴子
Sugimoto Atsuko
【関連病院】
赤ちゃんに膨らみのあるあざがあると、出血しているようにも見えて痛みはないのか、大丈夫なのかと不安にかられます。
今回は赤ちゃんにできる膨らみのあるあざ「乳児血管腫」と「単純性血管腫」について解説します。
院長杉本 貴子
Sugimoto Atsuko
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乳児血管腫は生後2週間ごろまでに100人に1〜2人の割合で現れる赤いあざです。
血管内皮細胞(血管の内側を覆う細胞)が過剰に増殖することで現れます。
腫瘤型や局面型、皮下型と3つに分類され、腫瘤型はいちごのように赤く膨らむのが特徴です。
詳しくはこちらでも解説しています。併せてご覧ください。
腫瘤型の乳児血管腫は基本的にレーザーで治療します。
レーザー治療は回数を重ねることで少しずつ治療するため、すぐには治りません。
治療間隔 | 治療回数 | 治療期間 |
---|---|---|
1〜3カ月 | 5〜10回 | 半年〜2年 |
こちらは平均的な目安とし、実際には個人差によって違います。
また、医師の判断により内服薬を併用することがあります。血管腫の数が多い場合や目立つ部位にあって大きい場合、機能に支障がある場合などです。
併用することで治療期間は短くなりますが、内服薬が適用できる方のみ服用が可能です。
ほかにも、最終手段として手術を行うこともあります。
詳しくはこちらでも解説しています。併せてご覧ください。
乳児血管腫を放置するのはおすすめできません。
乳児血管腫は7歳ごろまでに自然と薄くなることが多いです。しかし、皮膚のたるみや赤み、凹凸のあざが残るリスクがあります。
また、生後5カ月ごろまでの間に最終形態の約80%まで急速に大きくなったり広がったりします。
発症部位によっては機能に障害が出る可能性もあるため、早急な治療が求められます。
単純性血管腫は生まれつき発症する赤いあざで、境界線がはっきりとしているのが特徴です。
基本的には平らですが、まれに幼少期から膨らみます。全身どこにでも現れますが、特に顔や首など、目立つ部分に発症することが多いです。
血管の異常形成によって1000人に3人の割合で発症します。乳児血管腫と違い、自然と治ることはありません。
単純性血管腫は基本的にレーザーで治療を行います。特に効果的で唯一保険適用となっているレーザーは「ダイレーザー【Vbeam Ⅱ】」です。
範囲 | 治療間隔 | 治療回数 | 治療期間 |
---|---|---|---|
広い | 1週間 | 10回〜 | 約3年 |
狭い | 3カ月 |
こちらは平均的な目安とし、実際には個人差によって違います。
回数を重ねることで少しずつ治療するため、治るまでには時間がかかります。
詳しくはこちらでも解説しています。併せてご覧ください。
単純性血管腫を放置すると治療が難しくなります。大人になると色やサイズに変化が現れるためです。
面積が広がると治療の回数が多くなり、凸凹になると出血しやすくなって治療が難しくなります。
また、成長に伴い皮膚も厚みを増してレーザーも効きにくくなるのです。
単純性血管腫は幼少期のうちになるべく早く治療することをおすすめします。
赤ちゃんの膨らみがあるあざに関する質問を集めました。
疑問や不安があるお母さんやお父さんは読んでみてください。
乳児血管腫は早急に、単純性血管腫はなるべく早く治療してください。
乳児血管腫は生後5カ月ごろまでに急速に大きくなるためです。発症部位によっては視力障害や開口障害、難聴など機能障害を引き起こす可能性があります。
単純性血管腫も成長に伴い面積が広がったり盛り上がって凸凹になったりします。治療が難しくなるため、なるべく早く治療する必要があるのです。
乳児血管腫や単純性血管腫は、基本的に痛みはありません。
しかし、乾燥によって痛みが現れたり、膨みが大きくなって痛みを伴ったりすることもあります。
赤ちゃんは症状を言葉で伝えられません。触って泣いたり機嫌が悪くなったりするなどのサインを見逃さないことが大切です。
気になる変化があれば早めに医師に相談してください。
レーザー治療で効果が感じられないのは、レーザーの設定調整が不足しているか、あざが急速に成長していることが原因と考えられます。
赤ちゃんの皮膚は薄く、大人の半分くらいしかありません。肌トラブルを避けるために出力を弱くする必要があるのです。
また、乳児血管腫は急速に大きくなるため、レーザーを照射しても成長スピードの方が早く効果を感じられないことがあります。
乳児血管腫も単純性血管腫も再発する可能性があります。
原因や再発率などは不明です。再発のリスクがあることだけ理解しておきましょう。
ガーゼで保護をすることをおすすめします。
ひっかいたり傷ついたりして出血が起こる場合があるためです。また、服で擦れて出血することもあります。
痛みや感染症を引き起こす可能性もあるため、保護をして患部が傷つかないようにしてください。
赤ちゃんに膨らみのあるあざを発見したら、すぐにクリニックに相談してください。「乳児血管腫」や「単純性血管腫」の可能性が高く、早期治療を求められます。
どこのクリニックで診てもらえばよいのかわからない方は、ぜひ皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷にご相談ください。
当クリニックは子どものあざに特化したクリニックでオンライン診察も行っております。
経験が豊富な医師が丁寧に対応し、赤ちゃんの健康をサポートしてくれますよ。
院長杉本 貴子
Sugimoto Atsuko
【関連病院】
赤ちゃんにしこりを伴うあざがある場合、悪性の可能性や痛みが心配になります。
今回は赤ちゃんにできるしこりを伴うあざの種類や治療法について解説します。
赤ちゃんにしこりのあるあざが現れて不安になっているお母さんやお父さんは、最後まで読んでみてください。
赤ちゃんにはしこりがあるあざができることがあります。
しこりは皮膚や体内にできる「できもの」や「こぶ」です。
硬さや大きさ、痛みの有無は原因によって異なります。基本的に良性ですが悪性に変わることもあります。
赤ちゃんにできるしこりがあるあざを解説します。
乳児血管腫は生後1〜2週間後に現れ、盛り上がることが多い赤いあざです。
100人に1〜2人の割合で発症し、特に女の子に多いです(男の子:女の子=1:5〜10)。
血管内皮細胞(血管の内側を覆う細胞)の過剰な増殖によって現れ、深さによって3つに分類されます。
いちご状血管腫の75%は7歳ごろまでに自然と薄くなることが多いですが、皮膚のたるみや赤み、凹凸に跡が残る場合もあります。
また、乳児血管腫は生後5カ月ごろまでに急速に拡大して膨らむことがあります。症状が現れたらなるべく早く受診してください。
乳児血管腫の治療法はVbeamレーザーの照射か、Vbeamレーザーとヘマンジオルシロップ®の内服薬の併用です。
症状や発症部位によって治療法が異なります。
レーザーの場合、乳児血管腫が拡大する生後5カ月ごろまでは、1〜2カ月に1回のペースでレーザーを照射します。その後は3カ月に1回のペースです。
内服薬と併用の場合、クリニックに通院し数日〜1週間おきに3〜4回服用します。そのあとは2週間〜1カ月ペースで通院し、問題なければ診察(&レーザー)のみです。
まれに最終手段として手術を行う場合もあります。
詳しくはこちらでも解説しています。併せてご覧ください。
単純性血管腫は血管の異常形成によって現れる生まれつきの赤いあざです。
境界線がはっきりとしていて平らですが、成長に伴い面積が広がったり盛り上がってデコボコになったりすることもあります。
1000人に3人の割合で発症し、自然に消えることはありません。
デコボコになると出血しやすくなって治療が難しくなるため、なるべく早い治療が推奨されています。
単純性血管腫の治療はVbeamレーザーが主流です。
3カ月に1回のペースでレーザーを照射し、少しずつあざを薄くします。10回以上かかることもあり、治療には時間がかかります。
赤ちゃんの単純性血管腫をレーザーで治療する場合、回数に制限がなく保険が適用されるため、費用の負担は少ないです。
表皮母斑は生まれつきか生後2〜3カ月で発症する茶色のあざです。
表面がザラザラとした凹凸で、3つの種類に分けられます。
表皮の細胞が刺激を受けて過剰に増殖したのが原因です。
自然に消えることはありません。成長に伴い大きくなり、ごくまれに悪性化することもあるため、早急な治療を求められます。
表皮母斑の治療法はレーザーであざを削り取るか手術です。
レーザーは比較的きれいに治りますが、色素沈着や凹凸が残ったり再発したりする可能性があります。
手術はレーザーに比べて再発のリスクが少ないですが、傷跡が残るリスクが高いです。
治療法は発症部位や大きさによって異なります。
赤ちゃんのしこりがあるあざを放置してはいけません。
急に大きくなったり面積が広がることがあるためです。成長に伴い凹凸がひどくなったり皮膚が厚くなったりして治療が難しくもなります。
また、紫斑病や小児がんなど、あざに似た疾患の場合や疾患によってあざが発症していることもあります。
しこりがあるあざは放置せず、必ずクリニックで診てもらいましょう。
赤ちゃんのしこりがあるあざに関する質問です。
赤ちゃんは言葉で伝えられないため、不安になる親御さんは多いです。
疑問や不安を解消することで、多少は不安を和らげられますよ。
しこりがあるあざは痛みを伴うことはほぼありません。
しかし放置した場合、急に大きくなったり盛り上がったりして痛みが伴うこともあります。
痛みがないから、目立たないからと放置しないで、なるべく早く診てもらいましょう。
すぐには治りません。治療や回復に時間がかかるためです。
薬は長期間飲む必要があり、レーザー治療は年単位かかります。手術の場合は術後1〜2週間で抜糸があり、副作用も現れるため落ち着くまで時間がかかります。
治療や回復に時間がかかるため、治療には時間がかかることを理解しておきましょう。
赤ちゃんのしこりがあるあざは治療できることが多いです。しかし、疾患の可能性もあるため、治療には的確な診断が必要です。
赤ちゃんのしこりがあるあざが心配な方は、皮ふとこどものあざクリニック茗荷谷にご相談ください。
子どものあざ治療に特化したクリニックで、経験が豊富で技術力が高い医師が在籍しています。
子どもと親の両方に配慮した治療を行っているため、お母さんやお父さんも安心して治療を受けられますよ。
院長杉本 貴子
Sugimoto Atsuko
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※1週間以内に風邪症状のあった方は受診をお控えください。
当院は新生児の方も受診しますため、ご理解ご協力をいただけますと幸いです。
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