子どもの青あざは早く治すべき?青あざの特徴と種類、早く治すべき青あざの見分け方
青あざは、打撲によってできるものと、生まれつきまたは特定の病名によるものがあります。
打撲による青あざは、時間とともに自然に消えることが多いですが、生まれつきまたは特定の病名による青あざは治療が必要なケースもあります。
本記事では、青あざの特徴、青あざは早く治すべきか、早く治すべき青あざの種類を詳しく解説していくため、参考にしていただければ幸いです。
青あざを早く治すべきかお悩みの方は、皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷までお気軽にご相談ください。
青あざってなに?
本記事で言う「青あざ」とは、生まれつきまたは特定の病名が付く状態のことを指します。
あざは、メラニンや血管の分布する皮膚の深さによって色の違いが生じ、青あざ、茶あざ、黒あざが該当します。
この「あざ」は自然に消えないことがあり、その場合は治療が必要です。
子どもの青あざは早く治すべき?
子どもに青あざができたとき、早く治すべきか悩む親御様は多いでしょう。
結論から言うと、全ての青あざが早く治すべきというわけではありません。
しかし、治療が必要なケースもあるため、状況に応じた判断が重要です。
まず、青あざが機能障害を引き起こす可能性がある、または成長に影響を及ぼす可能性がある場合は、早く治すべきと言えるでしょう。
特に、成長とともに青あざが拡大したり、隆起したりする場合は、早く治すことが望ましいです。
また、顔や首など目立つ部位にある大きな青あざも、将来的な見た目の問題を避けるために、早く治すことを検討するべきです。
さらに、大人になってから青あざを治療すると、皮膚が厚くなるため、治療には時間と費用がかかることがあります。
そのため、子どものうちに治療を始める方が効果的であり、治療期間が短縮される可能性があります。
早く治すことで、子ども自身の記憶にも残りにくく、心理的な負担も軽減されるでしょう。
もし気になる青あざがあるならば、早めに医師に相談することが大切です。
青あざの種類
生まれつきの青あざ「蒙古斑」「異所性蒙古斑」は通常、自然に治ることが多いです。
しかし、自然に治ることがないケースも存在します。
「太田母斑」「伊藤母斑」に関しては、自然に消えることがなく、早く治すためにはレーザー治療が必要となることがあります。
早く治す必要のある青あざについて、以下で詳しく見ていきましょう。
太田母斑・伊藤母斑
太田母斑と伊藤母斑は、特定の部位に現れる青あざの一種で、いずれも自然に消えることはありません。
太田母斑は、額や頬、まぶたなど顔の三叉神経領域に広がる青あざで、主に顔の片側に現れることが多いです。
この青あざは、日本では約1,000人に1人の割合で見られます。
特に目立つ場所にできるため、早く治すことを希望する方が多く、レーザー治療が有効とされています。
一方、伊藤母斑は肩、鎖骨、腕にかけて現れる青あざで、こちらも片側にのみ出現することが一般的です。
伊藤母斑は痛み、悪性化するリスクはほとんどありませんが、青あざの面積が広がることがあるため、美容面での懸念を持つ人が少なくありません。
伊藤母斑も自然に消えることはなく、治療が必要です。
異所性蒙古斑
異所性蒙古斑は、通常お尻または腰に見られる蒙古斑が、他の部位に現れる青あざの一種です。
体のどこにでも出現する可能性があり、一般的には腕や背中、肩などに見られることが多いです。
異所性蒙古斑は、太田母斑と伊藤母斑とは異なり、多くの場合、自然に消えることが期待でき、特に6歳頃までには消えることが多いとされています。
しかし、異所性蒙古斑の面積が大きい場合、色が濃い場合には、消えるまでに時間がかかることがあります。
さらに、稀に残り続けることもあるため、親御様としては気になることもあるでしょう。
その場合でも、通常は健康上の問題を引き起こすことはありませんが、治療を検討する際は専門医に相談してみることをおすすめします。
青あざを早く治すなら、皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷まで
青あざを早く治すためには、専門的な治療が重要です。
皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷では、子どもの皮膚とあざの治療に特化し、安全性を最優先に考えています。
安心できる空間で、わかりやすい説明を心がけており、オンライン診察も利用可能です。
経過観察が必要な青あざ、早く治すべき青あざについても、最適な治療方法を提案しています。
それでは、当院の青あざ治療について詳しく見ていきましょう。
皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷での青あざ治療
皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷の青あざ治療は、レーザーを使用します。
太田母斑、伊藤母斑、異所性蒙古斑には「QプラスR」レーザーを使用し、3〜6カ月に1度のペースで治療を行います。
これにより、青あざを効果的に早く治すことが可能です。
異所性蒙古斑の場合は、青あざの色と年齢に応じて経過観察を行いながら、最適なタイミングで治療を進めます。
まとめ
打撲による青あざは、内出血が原因で自然に消えることが多いですが、生まれつきまたは特定の病名の青あざは自然に治らないことがあり、治療が必要な場合もあります。
気になる青あざがあるときは、早めの相談と適切な治療が大切です。
青あざを早く治すべきかお悩みの方は、ぜひ皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷までお気軽にご相談ください。
記事監修者プロフィール
院長杉本 貴子
Sugimoto Atsuko
- 経歴
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- お茶の水女子大学附属高等学校 卒業
- 獨協医科大学 卒業
- 国立国際医療研究センター 初期研修
- 日本医科大学付属病院 形成外科・再建外科・美容外科 助教
- 皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷 院長
【関連病院】
- 東京美容医療クリニック
- 日本医科大学付属病院 形成外科・再建外科・美容外科 非常勤講師
- 資格
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- 医学博士
- 日本形成外科学会 専門医
- 日本形成外科学会レーザー 分野指導医
- 日本抗加齢医学会 学会認定専門医
- 日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
- GSK社 重度腋窩多汗症ボトックス 認定医
- アラガン社 ボトックス・ヒアルロン酸 認定医
- クールスカルプティング 認定医