子どもの足首に蒙古斑?異所性蒙古斑の特徴と治療法
子どもの足首に青いあざのようなものを見つけて、不安になったことはありませんか。
それは「異所性蒙古斑」と呼ばれるもので、蒙古斑が通常とは異なる場所に現れるケースです。
本記事では、足首などに現れる異所性蒙古斑の特徴や、自然に消えるかどうか、治療が必要な場合について詳しく解説します。
お子さまの健康を守るための大切な情報を、ぜひ参考にしてください。
もし足首の異所性蒙古斑についてお悩みであれば、皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷までお気軽にご相談ください。
記事監修者プロフィール

院長杉本 貴子
Sugimoto Atsuko
- 経歴
-
- お茶の水女子大学附属高等学校 卒業
- 獨協医科大学 卒業
- 国立国際医療研究センター 初期研修
- 日本医科大学付属病院 形成外科・再建外科・美容外科 助教
- 皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷 院長
【関連病院】
- 東京美容医療クリニック
- 日本医科大学付属病院 形成外科・再建外科・美容外科 非常勤講師
- 資格
-
- 医学博士
- 日本形成外科学会 専門医
- 日本形成外科学会レーザー 分野指導医
- 日本抗加齢医学会 学会認定専門医
- 日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
- GSK社 重度腋窩多汗症ボトックス 認定医
- アラガン社 ボトックス・ヒアルロン酸 認定医
- クールスカルプティング 認定医
足首などにできる異所性蒙古斑の特徴
異所性蒙古斑とは、通常のお尻や背中以外の部位に現れる青あざのことです。
蒙古斑は、日本人などアジア系の人々の赤ちゃんに多く見られる特徴で、真皮にメラノサイトというメラニン色素を産生する細胞が存在することによって形成されます。
通常の蒙古斑は、お尻や背中に現れますが、異所性蒙古斑は足首や腕、腹部、胸部など、他の部位にも現れることがあります。
異所性蒙古斑の基本的な特徴は通常の蒙古斑と同じです。
生まれたばかりの赤ちゃんの肌に青あざのように見えるこの斑点は徐々に薄くなっていきます。
しかし、特に足首など目立つ場所にできる異所性蒙古斑は、色が濃く、完全に消えないこともあります。
足首などにできる異所性蒙古斑は、形状や大きさもさまざまで、多くの場合は直径2センチメートル程度の円形であることが多いです。
このような青あざは、大部分が自然に薄れていきますが、一部のケースでは成人になっても残ることがあるため、注意が必要です。
異所性蒙古斑が特に濃い場合や、成長しても薄くならない場合は、専門のクリニックで相談することをお勧めします。
異所性蒙古斑は自然に消える?治療が必要なケースとは
異所性蒙古斑は、通常、時間とともに自然に消えることが多いですが、全てのケースでそうとは限りません。
一般的には、5歳から10歳頃までに薄くなり、最終的には消失しますが、一部のケースでは、色が濃いままで残存することがあります。
このような場合、特に足首など目立つ場所にある場合は、見た目が気になることがあるため、治療の検討が必要です。
治療が必要なケースとしては、色が非常に濃い場合や、境界がはっきりしている場合が挙げられます。
これらの異所性蒙古斑は、自然に消える確率が低いため、早期治療を考えることが推奨されます。
また、広範囲にわたる場合や、異所性蒙古斑が成長するにつれて大きくなるような場合も、医師と相談の上で治療を進めることが望ましいです。
異所性蒙古斑の治療法について解説します。
異所性蒙古斑の治療法
異所性蒙古斑の治療法としては、主にレーザー治療が選択されます。
特に、Qスイッチレーザーやピコ秒レーザーが効果的[marker-p]です。
これらのレーザーは、真皮内に残存するメラノサイトに直接作用し、色素を破壊することであざを薄くする効果があります。
レーザー治療の一回の照射時間は治療部位の大きさにより異なります。
[marker-p]数センチの範囲では数十秒、大人の手のひらサイズであれば約20分ほどです。
一般的に数回にわたって行われ、治療期間は数カ月に及ぶことがあります。
また、副作用に一時的な赤みや腫れ、かさぶた、水ぶくれ、色素沈着などの可能性や、治療後には一時的に色が濃くなったり、逆に色が抜けて白くなることがあるため、慎重な経過観察が必要です。
特に足首のような露出しやすい部位では、見た目の変化に注意を払う必要があります。
足首の異所性蒙古斑を今すぐ解消させたいなら、皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷まで
皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷は、あざ治療に特化したクリニックであり、特に異所性蒙古斑の治療には豊富な経験があるクリニックです。
皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷では「QプラスR」というQスイッチ付きルビーレーザーを用いて、効果的かつ安全な治療を提供しています。
このレーザー治療は、メラニンをターゲットにして色素を減少させることで、蒙古斑の色味を改善することができます。
治療は3〜6カ月に一度の頻度で行われ、治療期間は通常1.5年から2年程度です。
治療の進行具合や個人の皮膚の状態によっては、さらに短期間での効果が期待できる場合もあります。
保険適用の有無や助成制度の利用についても、皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷の専門スタッフが丁寧にご案内いたしますので、初めての方でも安心してご相談いただけるでしょう。
皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷の異所性蒙古斑治療にかかる費用について紹介します。
足首の異所性蒙古斑治療にかかる費用
足首にできた異所性蒙古斑の治療費については、症状の程度や治療に必要な回数によって異なります。
保険が適用される場合、3割負担で治療を受けることが可能です。
面積 | 治療費の例(3割負担の場合) |
---|---|
4㎠まで | 約6,000円 |
4~16㎠まで | 約7,110円 |
16~64㎠まで | 約8,700円 |
64㎠以上 | 約11,850円~ |
なお、東京23区内にお住まいの18歳以下の方は無料で治療が受けられます。
まとめ
子どもの足首にできる異所性蒙古斑は、通常は自然に消えることが多いものの、消えにくい場合や見た目を気にする場合には、治療が必要になることがあります。
特に早期の解消を希望する場合は、専門のクリニックでの相談が推奨されます。
皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷では、専門的な治療が受けられるため、安心してお任せください。
記事監修者プロフィール

院長杉本 貴子
Sugimoto Atsuko
- 経歴
-
- お茶の水女子大学附属高等学校 卒業
- 獨協医科大学 卒業
- 国立国際医療研究センター 初期研修
- 日本医科大学付属病院 形成外科・再建外科・美容外科 助教
- 皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷 院長
【関連病院】
- 東京美容医療クリニック
- 日本医科大学付属病院 形成外科・再建外科・美容外科 非常勤講師
- 資格
-
- 医学博士
- 日本形成外科学会 専門医
- 日本形成外科学会レーザー 分野指導医
- 日本抗加齢医学会 学会認定専門医
- 日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
- GSK社 重度腋窩多汗症ボトックス 認定医
- アラガン社 ボトックス・ヒアルロン酸 認定医
- クールスカルプティング 認定医