生まれつきある黒あざを除去するには?治療方法や保険適用の有無、費用も解説
黒あざは、ほくろとして認識している人が多いあざです。大きいサイズの黒あざが目立つ場所にあると、見た目に影響するため、「除去したい」と考える方も多くみられます。そんな黒あざですが、どのようにして除去するのか気になる方もいるでしょう。
そこでこの記事では、黒あざを除去する方法を解説します。また、治療方法や保険適用の有無、費用も併せて紹介します。この記事を読めば、黒あざの除去方法を理解できるので、気になるほくろがある方はぜひ参考にしてみてください。
子どものシミやあざを改善するなら皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷

赤ちゃんや子どもにできるあざには、赤あざ、青あざ、茶あざ、黒あざの4種類があります。同じ色のあざでも、症状が出る場所によって病名や症状、治療方法が異なります。皮ふとあざのお悩みなら、皮ふと子どものあざクリニックにご相談ください。
当院では、子どもに特化した治療をしており、これまでの経験を活かして最適な治療方法をご提案いたします。大切なお子様への治療なので、何よりも安全に配慮して治療を行います。また、より前向きに治療をしていただくために、お子様とご両親にわかりやすい説明を心がけています。
「将来子どもにあざのことで悩ませたくない」と考えているご両親は、ぜひ皮ふと子どものあざクリニックにご相談ください。
| アクセス | 東京メトロ丸ノ内線茗荷谷駅から徒歩2分 →アクセス方法 |
| 連絡先 | TEL:03-6304-1725 |
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火・木 10:00〜17:00 |
| 休診日 | 土日祝 |
| 公式HP | 皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷 |
黒あざを除去する方法

黒あざを除去する方法は、以下のとおりです。
- レーザー治療
- ドライアイス圧抵療法
- 自家培養表皮
- 手術
1つずつ解説します。
レーザー治療
レーザー治療は、平坦な黒あざに用いられる傾向にあります。1回の治療で効果が出ることはほとんどないため、複数回の治療が必要となるのが一般的です。黒あざが深い位置にある場合は、10回以上の照射が必要なケースもあります。
レーザー治療は手術と比べて傷跡が残らないメリットがありますが、あざが残っている場合は再発や悪性化を引き起こすこともあるため、注意が必要です。レーザー治療で完治するまで治療を続けるか、残ったあざを手術で取り除くか、選択が必要な場合もあります。
皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷は、あざを専門の1つにしているクリニックです。黒あざに関する些細な悩みにも、丁寧に対応します。「この程度で受診しても大丈夫?」と不安な方も、ぜひお気軽にご相談ください。
>>東京で文京区で黒あざを除去するなら皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷
ドライアイス圧抵療法
ドライアイス圧抵療法は、ドライアイスをあざに押し当てて、細胞を死滅させる治療方法です。黒あざの範囲が小さい場合に用いられる治療ですが、1度で改善することはないため、複数回繰り返す必要があります。
広範囲の治療の場合、黒あざがまだらになって残ることもあります。治療後は水ぶくれが発生することもあり、入浴の際に沁みる方がほとんどです。
当院では行っておりません。
自家培養表皮

自家培養表皮は、患者自身の皮膚細胞を採取し、培養して移植する治療方法です。移植により皮膚の再生を促進し、正常な状態に戻します。採取する細胞は1~3cm程度で、3週間以上かけると、広範囲を覆える表皮細胞シートの作成が可能です。
そのため、広範囲のあざの治療で選ばれる傾向にあります。移植後はシートが馴染むまで数週間ほどかかり、2週間ほどは安静に過ごすことが大切です。
当院では行っておりません。
手術
手術には、主に以下の方法があります。
- キュレッテージ
- 切除縫合
- 分割切除
- エキスパンダー
- 皮膚移植
1つずつみていきましょう。
キュレッテージ
1歳以下の乳幼児には、機械で黒あざを削り取る、キュレッテージを用いることがあります。全身麻酔が必要なため、生後3ヶ月以降の乳幼児に用いられます。
1歳以降になると黒あざが深い場所に浸透している可能性があるため、選択されることはまれですが、高い効果に期待できる治療方法です。
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切除縫合

切除縫合は黒あざを取り除き、その部分を縫い合わせて閉じる方法です。局所麻酔を施した後、メスでほくろと周囲の皮膚を適切な大きさに切除し、切開部を縫合します。
小さい黒あざに用いられる除去方法ですが、縫合はあざの3倍程度の長さになることもあります。
分割切除
分割切除は、広範囲に広がるあざに適した治療方法で、複数回に分けて少しずつ切除します。1回目以降の治療間隔は3~6ヵ月程度空ける必要があるため、根気よく続けることが大切です。
大きすぎる黒あざの切除は難しく、長く時間がかかる傾向にあります。
エキスパンダー
エキスパンダーとは、シリコン製のバルーンを皮膚の下に入れて、切除したあざの部分に伸びた皮膚を被せる治療方法です。挿入後は3ヶ月程度かけてバルーンを膨らませて、皮膚が伸びたのを確認できたら取り出し、あざの部分に引き寄せます。
バルーンはあざの周辺の皮膚に挿入するため、伸びた皮膚を引き寄せて被せられます。治療後は見た目の改善に期待できますが、挿入中は管理のために定期的な通院が必要です。
当院では行っておりません。
皮膚移植
皮膚移植は分割切除が難しい広範囲にわたる黒あざを除去する際に用いられる手術です。患者の健康な皮膚を採取し、治療が必要な部位に移植します。手術後は、皮膚が馴染むまでに時間がかかり、見た目に影響する傾向にあります。
また、皮膚を採取した箇所も傷跡となって残るため、手術の際は医師による配慮が必要です。
当院では行っておりません。
生まれつきある黒あざの原因

黒あざは、皮膚に現れる良性の色素斑で、主にメラニン細胞の増殖が原因で発生するあざです。メラニンは紫外線から皮膚を守る役割を果たしますが、過剰な増殖が原因でシミやほくろが現れます。ほくろが大きくなると、「母斑」と呼ばれる黒あざになります。
大きい黒あざは遺伝性であったり病気を伴っていたりすることもあるため、医師による診断が必要です。大人になって20cm以上ある黒あざは、巨大母斑に該当し、悪性化する恐れがあります。
以下の記事では、生まれつき発生する黒あざについて、詳しく解説しています。併せてご覧ください。
生まれつき現れることもある悪性の黒あざ

悪性の黒あざには、以下の種類があります。
- メラノーマ(悪性黒色腫)
- 基底細胞がん
- 有棘細胞がん
それぞれ解説します。
メラノーマ(悪性黒色腫)
メラノーマは、皮膚に発生する悪性度の高いがんの1つです。メラニンを生成するメラノサイトが、異常に増殖することで発生します。
ほくろや色素性母斑などと似ていますが、サイズが大きくなったり色が不均一になったり、出血する場合は注意が必要です。これらの変化は悪性腫瘍の兆候で、放置すると他の臓器に転移する可能性があります。
基底細胞がん
基底細胞がんは、高齢者にみられる皮膚がんの1種です。ほくろやイボに似ていますが、中央部分が凹んでいたり、くずれていたりする特徴があります。
内臓に影響することはほとんどありませんが、進行すると骨にダメージを与えるため、早めの受診が必要です。基底細胞がんの治療方法は、手術による除去が一般的です。
有棘細胞がん
有棘細胞癌は、基底細胞がんに次いで多くみられる、紫外線の影響で発生することがある皮膚がんです。広範囲の火傷や放射線、慢性皮膚炎やウイルスなども発生に関係していることが判明しています。
症状はびらんや硬いしこり、皮膚の盛り上がりなどがあり、そのままにすると悪臭や体液が染み出すこともあります。症状がみられたら、早急に受診することが大切です。有棘細胞がんは早期発見後に手術を受けることで、治る確率が高いといわれています。
以下の記事では黒あざについて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
黒あざを除去するかどうかの判断基準

黒あざができた際にそのまま放置するか、治療をするかの判断は、見た目の影響や悪性化の可能性を考慮する必要があります。ここからは、それぞれの判断基準を解説します。
見た目の影響
黒あざが目立つ場所に現れると、見た目に影響するため自信を失ったり、心理的なストレスを感じたりすることがあります。美容的な影響を最小限にしたい場合には、早期に治療を始めることが重要です。
手術は傷跡が残る心配もありますが、根本的な除去が可能です。レーザー治療は傷が残らない施術ですが、回数を重ねる必要があります。どの治療方法にするかは、医師と相談して決めるとよいでしょう。
悪性化する可能性
黒あざが徐々に大きくなる、形が不規則になる、出血を伴うなどの変化が見られた場合は悪性している可能性があります。悪性化した場合は、手術による除去が一般的です。
範囲が狭い症状であれば、レーザー治療で細胞を減らすこともあります。ほくろや黒あざに変化がある場合は、速やかに専門医に相談し、適切な検査と治療を受けることが推奨されます。
皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷は、あざを専門の1つにしているクリニックです。黒あざに関する些細な悩みにも、丁寧に対応します。「この程度で相談しても大丈夫?」と不安な方も、ぜひお気軽にご相談ください。
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手術による黒あざ除去に伴う副作用とリスク

手術による副作用とリスクは、主に以下のとおりです。
- 痛み
- 内出血
- 血腫
- 傷跡・ケロイド
- 皮膚壊死
- 感染
1つずつ解説します。
痛み
黒あざを除去する手術には麻酔が使用されますが、効果が切れると患部に痛みが生じることがあります。痛みの程度は手術の規模や場所によって異なりますが、通常は数日から1週間以内に軽減します。
痛みが強い場合は、鎮痛剤を使用した対処も可能です。痛みが長引いたり異常に強い痛みを感じたりする場合は、感染症の可能性があるため、早急に医師に相談することが推奨されています。
内出血
手術による内出血は、手術部位の血管が破れて血液が皮膚下に漏れ出すことで発生します。血管が多い場所や、深い位置にある黒あざを手術をした場合にみられる症状です。内出血は数日から1週間以内に色の変化を伴って、自然に改善します。
内出血は、適切なケアや冷却処置をすることで、症状を抑えられます。
血腫

血腫は、手術後に血液が皮膚の下で固まることで発生する症状です。血腫が発生するのは、手術後に圧力が加わったり、出血が完全に止まらなかったりすることが原因です。
適切に圧迫や冷却をすることで、予防や軽減が可能ですが、血腫ができた場合には外科的な方法で対処する必要があります。血腫が残るとダウンタイムに時間がかかったり、患部が硬くなったりするため、手術後のケアが重要です。
傷跡・ケロイド
何らかの処置をする場合、必ず傷跡が残ります。
ケロイドは、手術後に過剰な瘢痕組織が生成される状態です。傷が治癒する過程でコラーゲンの生成が過剰になると、傷跡が膨らみ、盛り上がってケロイドが発生することがあります。
ケロイドは、体質や遺伝的な要因によって発生する可能性が高くなる症状です。治療方法にはレーザー治療やステロイド注射、切除などが用いられます。
皮膚壊死
手術によって血管が損傷したり血液の供給が不足したりすると、酸素や栄養を十分に受け取れず、皮膚が壊死することがあります。壊死すると、手術部位が黒く変色し、追加の手術が必要になることもあります。
皮膚壊死を防ぐには、手術後の血行を促進し、適切にケアすることが重要です。
感染
患部に細菌が侵入すると、膿がたまり、痛みや腫れを引き起こすことがあります。このような感染を防ぐには、手術後の傷口を清潔に保ち、抗生物質を指示通りに服用することが大切です。
また、感染の兆候を早期に察知して医師に相談する必要があります。早期の対応により、感染の拡大を防げます。
レーザー治療の副作用やリスクは、以下の記事で解説しているので、ぜひ併せてご覧ください。
黒あざ除去の施術情報

黒あざの除去に関する情報は、以下のとおりです。
| 治療にかかる時間 | レーザー治療:20分程度
手術:30~60分程度 |
| ダウンタイム | レーザー治療:10日程度
手術:10日~2週間程度 |
| 麻酔 | 局所麻酔、静脈麻酔、全身麻酔 |
| 通院回数 | 数回~数10回 |
| シャワー・入浴 | 傷口を濡らさなければ当日~可 |
| メイク | 傷口を避けて当日~可 |
治療時間は、あざの大きさや深さによって異なります。ダウンタイムや通院回数は個人差があるため、あくまで目安としてください。
皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷は、あざを専門の1つにしているクリニックです。黒あざに関する些細な悩みにも、丁寧に対応します。「この程度で相談しても大丈夫?」と不安な方も、ぜひお気軽にご相談ください。
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黒あざ除去の保険適用の有無とかかる費用

黒あざ治療は、基本的に自由診療です。ただし、クリニックによっては手術に限り保険が適用される場合もあります。ここからは、保険適用と自由診療の条件をみていきましょう。
保険適用
保険が適用されるのは、5mm以上ある黒あざを手術で除去した場合です。ただし、黒あざの治療は基本的に自由診療としているクリニックも多いため、事前確認が必要です。
保険適用となる条件もあるため、それぞれチェックしてみてください。
自由診療
あざのレーザー治療は、自由診療です。皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷の料金は、以下のとおりです。
| 施術箇所 | 料金 |
| 1箇所 | 11,000円 |
| 5箇所 | 44,000円 |
| 全顔 | 110,000円 |
大きさによって異なるケースもあるため、事前に確認してみてください。
子どものシミやあざを改善するなら皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷

赤ちゃんや子どもにできるあざには、赤あざ、青あざ、茶あざ、黒あざの4種類があります。同じ色のあざでも、症状が出る場所によって病名や症状、治療方法が異なります。皮ふとあざのお悩みなら、皮ふと子どものあざクリニックにご相談ください。
当院では、子どもに特化した治療をしており、これまでの経験を活かして最適な治療方法をご提案いたします。大切なお子様への治療なので、何よりも安全に配慮して治療を行います。また、より前向きに治療をしていただくために、お子様とご両親にわかりやすい説明を心がけています。
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| アクセス | 東京メトロ丸ノ内線茗荷谷駅から徒歩2分 →アクセス方法 |
| 連絡先 | TEL:03-6304-1725 |
| 営業時間 | 月・水・金 13:00〜18:00
火・木 10:00〜17:00 |
| 休診日 | 土日祝 |
| 公式HP | 皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷 |
まとめ

この記事では、黒あざを除去する方法を解説しました。
黒あざの除去にはレーザー治療や手術が用いられ、大きさや深さによって治療方法が異なります。レーザー治療は小さめで平坦な場合、手術は大きく深い場所まである黒あざに用いられるのが一般的です。
黒あざが大きいと、まれに悪性化することがあります。大きさや形に変化がみられたら、早めに受診することが重要です。
この記事を参考に、黒あざの除去方法を理解して、最適な治療法を選びましょう。
記事監修者プロフィール
院長杉本 貴子
Sugimoto Atsuko
- 経歴
-
- お茶の水女子大学附属高等学校 卒業
- 獨協医科大学 卒業
- 国立国際医療研究センター 初期研修
- 日本医科大学付属病院 形成外科・再建外科・美容外科 助教
- 皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷 院長
【関連病院】
- 東京美容医療クリニック
- 日本医科大学付属病院 形成外科・再建外科・美容外科 非常勤講師
- 資格
-
- 医学博士
- 日本形成外科学会 専門医
- 日本形成外科学会レーザー 分野指導医
- 日本抗加齢医学会 学会認定専門医
- 日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
- GSK社 重度腋窩多汗症ボトックス 認定医
- アラガン社 ボトックス・ヒアルロン酸 認定医
- クールスカルプティング 認定医

