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先天性色素性母斑はがんになる?メラノーマリスク・治療法・費用・治療時期を解説

生まれつきの黒あざが「がんにならないか」「メラノーマに変わらないか」と、漠然とした不安を抱える保護者の方は少なくありません。「治療はいつ始めればいいのか」「手術とレーザーのどちらを選べばいいのか」と迷う場面も多いものです。

そこでこの記事では、先天性色素性母斑とメラノーマの関係や大きさ別のリスク、治療を始める時期、手術とレーザーの治療法・費用を解説します。また、日常でチェックしておきたい観察ポイントも併せて解説します。

この記事を読めば、先天性色素性母斑の治療の見通しが立てられるので、将来のリスクや治療の進め方に不安がある方はぜひ参考にしてみてください。

目次

子どものあざの専門クリニックなら皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷

「黒あざががんにならないか心配」「治療の時期や方法を専門医に相談したい」と感じている方へ。皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷は、形成外科専門医資格をもつ杉本貴子院長が、赤ちゃんの時期から一人ひとりの状態に合わせて診察します。

先天性色素性母斑のメラノーマへのリスクや治療の進め方について、安心して相談できる体制です。茗荷谷駅から徒歩2分と通いやすく、複数回の通院が必要なケースでも続けやすい環境です。お子さまの先天性色素性母斑で悩んでいる方は、一度お気軽にご相談ください。

アクセス 東京メトロ丸ノ内線茗荷谷駅から徒歩2分

アクセス方法

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電話番号 03-6304-1725
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先天性色素性母斑とは

先天性色素性母斑は、皮膚の色素細胞のメラノサイトが異常に増殖して生じるあざの1種で、出生時や生後まもなく現れることがほとんどです。大きさや形、色合いは多岐にわたり、小さな点状のものから広範囲に及ぶ巨大なものまで存在します。

先天性色素性母斑は良性の病変ですが、一部はがんのメラノーマ(悪性黒色腫)へ進行するリスクがあるため、定期的な経過観察が必要です。

先天性色素性母斑の症状

先天性色素性母斑は、出生時または生後まもなく皮膚に茶色から黒色のあざとして現れます。見た目や大きさはさまざまで、表面の状態や毛の有無にも個人差がみられるのが特徴です。ここでは、以下の内容を解説します。

  • 先天性色素性母斑の見た目の特徴
  • 先天性色素性母斑の大きさ分類(小型・中型・大型・巨大型)

先天性色素性母斑の見た目の特徴

先天性色素性母斑の色調は、濃淡が混じり合うものもあります。大きさは数ミリ程度の小さなものから、体の一部を覆うような広範囲にわたるものまで存在し、症状は多岐にわたります。

表面の状態にも幅があり、平坦なものもあれば、隆起してざらざらしていたり、いぼ状になっていたりと様相は異なります。また、母斑の範囲内に周囲より太く濃い毛が生えているケースは、有毛性母斑と呼ばれます。

見た目の特徴は診断や経過観察の手がかりになります。気になる変化があるときは、自己判断せずに専門医へ相談しましょう。

先天性色素性母斑の大きさ分類(小型・中型・大型・巨大型)

先天性色素性母斑は、大きさによって小型〜巨大型に分類され、メラノーマへの進行リスクの考え方も変わります。

分類 大きさの目安 メラノーマリスクの傾向
小型 直径1.5cm未満 低い
中型 直径1.5〜20cm未満 低い
大型 直径20cm以上 相対的に高くなる
巨大型 特に広範囲(幼児期に9cm以上が目安) 高くなる

大型や巨大型は数値上の目安であり、実際の分類や治療方針は部位や形状も含めて医師が総合的に判断します。

大きさごとの先天性色素性母斑とメラノーマへの進行リスク

先天性色素性母斑は、大きさによってメラノーマに進行するリスクが異なります。ここからは、大型から中型・小型のサイズ別に進行する可能性を整理します。

  • 大型(直径20cm以上)のメラノーマリスク
  • 中型・小型のメラノーマリスク
  • メラノーマを疑うサイン(ABCDルール)

それぞれ解説します。

大型(直径20cm以上)のメラノーマリスク

直径が20cmを超える大型の先天性色素性母斑は、小型や中型のものと比較して、メラノーマへと進行する可能性が高くなります。がん化する確率は報告により幅がありますが、4〜5%程度と示されており、切除することでリスクが下がる傾向にあります。

先天性色素性母斑が大きくなりすぎると、切除しても痕が残ることが多いため、早めに手術を検討する必要があります。大型や広範囲の母斑は専門的な診断が必要なため、専門医に相談するのがおすすめです。

中型・小型のメラノーマリスク

小型から中型の先天性色素性母斑は、成人になった時点で直径が20cm以下のものを指します。メラノーマになるリスクは低く、がん化する確率は1%程度ですが、ゼロではないため注意が必要です。

メラノーマは小型の先天性色素性母斑から発症することもあるため、念のため医療機関を受診してみてください。特に、大きさや色、形に変化がみられる場合は早めに相談してみてください。

メラノーマを疑うサイン(ABCDルール)

母斑の変化を見分ける目安として、ABCDルールが知られています。次のようなサインがある場合は、早めに専門医を受診してみてください。

  • A(Asymmetry・左右非対称):形が左右で非対称になっている
  • B(Border・境界不明瞭):ふちがギザギザで境界がはっきりしない
  • C(Color・色の不均一):色にムラがあり濃淡が混ざっている
  • D(Diameter・直径):直径が6mm以上ある、または大きくなっている

これらはあくまで受診を考える目安です。当てはまるからといって必ずメラノーマというわけではありませんが、変化に早く気づくことが早期発見につながります。判断に迷うときは、写真で記録しながら専門医に相談してみてください。

先天性色素性母斑に関連する疾患

先天性色素性母斑に関連する主な疾患は、以下の通りです。

  • 神経皮膚黒色症(しんけいひふこくしょくしょう)
  • 後天的にできるほくろ(単純性黒子)
  • 巨大色素性母斑
  • ポイツ・ジェガース(Peutz-Jeghers)症候群
  • 汎発黒子症(LEOPARD症候群)
  • サットン母斑

それぞれ解説します。

神経皮膚黒色症(しんけいひふこくしょくしょう)

神経皮膚黒色症は、大型または多発性の先天性色素性母斑に、中枢神経系(脳や脊髄)のメラノーシスが合併する疾患です。発症すると皮膚の母斑に加えて、脳や脊髄の表面にメラノサイトが増殖することで、神経が侵される可能性があります。

けいれん発作や水頭症、発達の遅れや麻痺などが現れることがあるため注意が必要です。神経皮膚黒色症はリスクも高いため、厳重な経過観察と早期の対応が必要とされます。

後天的にできるほくろ(単純性黒子)

後天的にできるほくろは、医学的にいうと単純性黒子と呼ばれています。これは、皮膚のメラニン色素を作る細胞のメラノサイトが部分的に増えて生じる、直径数mmまでの小さな黒色や茶色の色素斑です。

ほくろは成長してからも現れ、増えることもあります。体のどこにでも発生する可能性がありますが、特に多いのは日光に当たりやすい部位です。一般的には良性ですが、まれに悪性化することもあるため、専門医による診察が推奨されています。

巨大色素性母斑

巨大色素性母斑は特に大きな黒あざで、幼児期は9cm以上、成人だと直径20cmを超える黒あざを指します。出生時から存在する点は、先天性色素性母斑と同様です。

広範囲にわたる大きさから見た目の問題だけでなく、悪性腫瘍のメラノーマに進行するリスクが高くなります。そのため、定期的な専門医による診察と、場合によっては予防的な手術やレーザー治療などが必要です。

ポイツ・ジェガース(Peutz-Jeghers)症候群

ポイツ・ジェガース症候群は、皮膚や粘膜に特徴的な色素斑と、消化管内に発生するポリープを特徴とする遺伝性疾患です。口唇や口腔粘膜、鼻孔や眼瞼などに直径数mmの黒色や茶色の色素斑として現れます。

消化管ポリープが小腸に発症すると、腹痛や出血、腸重積などの症状を引き起こすことがあります。また、消化管だけでなく乳房や肺など、他の臓器にもがんを伴って発生する場合があるため早めの受診が必要です。

汎発黒子症(LEOPARD症候群)

汎発黒子症は、皮膚に多数のほくろがみられる遺伝性の疾患です。「LEOPARD」の名称は、この症候群の主要な症状の頭文字を取ってつけられました。主な症状は以下の通りです。

  • 多発性のほくろ(Lentigines)
  • 心電図異常(Electrocardiographic conduction defects)
  • 両眼隔離(Ocular hypertelorism)
  • 肺動脈狭窄(Pulmonary stenosis)
  • 性器の発育不全(Abnormalities of genitalia)
  • 発達障害(Retardation of growth)
  • 難聴(Deafness)

ほくろは全身に分布し、特に顔や首、体幹に多くみられます。

サットン母斑

サットン母斑は、通常のほくろの周囲に白く色素が抜ける「脱色素斑」が出現するのが特徴的な病変です。白い部分は自己免疫反応によって、ほくろの色素細胞であるメラノサイトが破壊されることで生じるとみられています。

サットン母斑をそのままにしておくと、時間をかけて大きくなることがほとんどです。治療により中央のほくろを取り除くと、白い部分も改善することがあります。

先天性色素性母斑の治療を始める時期

先天性色素性母斑の治療は、始めるタイミングによって体への負担や痕の残り方が変わることがあります。ここでは、以下の内容を解説します。

  • 治療を早期に検討すべきケース
  • 治療開始の推奨時期と全身麻酔について

治療を早期に検討すべきケース

先天性色素性母斑のなかでも、早めに受診を検討したほうがよいケースがあります。直径20cm以上の大型や巨大型のもの、頭部や背骨の周囲にある母斑(神経皮膚黒色症のリスクにつながることがあります)は、早期に専門医へ相談するのがおすすめです。

また、短期間で急速に大きくなっている、毛が濃くなってきた、色や形が変わってきたといった変化がみられる場合も、早めの受診が安心です。こうした変化は見た目だけで判断しにくいため、写真で記録しながら医師に確認してもらうと、経過を追いやすくなります。

当てはまるものがあるからといって、必ず悪性というわけではありません。心配な様子があるときに、早めに専門医の目で確認してもらうことが大切です。

治療開始の推奨時期と全身麻酔について

手術による治療は、全身状態が安定する生後6ヶ月〜1歳ごろから可能になることがあります。全身麻酔への不安を感じる保護者の方は多いですが、小児麻酔に対応した体制のもとで行われ、医師と相談しながら時期を決めていきます。レーザー治療は、母斑の状態によっては生後3ヶ月ごろからの検討が可能です。

早い時期に治療するメリットとして、皮膚が柔らかく縫合しやすいこと、痕が残りにくいこと、成長後に見た目で悩む精神的な負担が少ないことが挙げられます。年齢が上がるほど母斑も大きくなり、切除する範囲が増える傾向があるため、時期の見極めが大切です。

治療を始める時期は、お子さんの成長や母斑の状態によって一人ひとり異なります。全身麻酔の可否も含め、医師と十分に相談したうえで決めていくことが安心につながります。

「治療の時期や方法をどう決めればいいかわからない」と感じた方は、皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷で、母斑の状態に合わせた治療の見通しを専門医に直接相談できます。

>>先天性色素性母斑の治療は皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷にご相談ください

先天性色素性母斑の治療法

先天性色素性母斑の主な治療法は、以下の通りです。

  • 手術(切除術)
  • 分割切除術
  • 組織拡張器(ティッシュエキスパンダー)
  • 自家培養表皮移植術
  • レーザー治療

それぞれ解説します。

手術(切除術)

先天性色素性母斑の根治を目指す標準的な治療方法として、手術による切除が挙げられます。メラノーマへの進行リスクが高い大型の母斑や、悪性化が疑われる場合には、予防的な観点からも手術がすすめられることがほとんどです。

切除方法は母斑の大きさや部位によって異なり、一度で切除できる場合もあれば、複数回に分けて切除する方法や、皮膚の移植が必要になることもあります。手術の時期は、子どもの成長や母斑の状況を考慮し、医師と慎重に相談して決めていきます。

分割切除術

分割切除術は、母斑が大きく一度に切除しきれない場合に、複数回に分けて段階的に切除していく方法です。一度の手術で取り切ろうとすると、縫い寄せる皮膚が足りなくなったり、傷の負担が大きくなったりすることがあるため、数回に分けることで負担を分散できます。

一方で、治療全体が複数回の手術になるため、期間がかかる点は押さえておきたいポイントです。何回に分けるかは母斑の大きさや部位によって異なり、経過を見ながら医師が判断します。

組織拡張器(ティッシュエキスパンダー)

組織拡張器(ティッシュエキスパンダー)は、母斑の周囲にある正常な皮膚の下に拡張器を入れ、少しずつ膨らませて皮膚を引き伸ばす方法です。伸ばして余裕をつくった皮膚で、母斑を切除した部分を縫い寄せます。

この方法の利点は、ほかの部位から皮膚を移植する植皮を避けやすいことです。拡張器を入れている期間の過ごし方などは事前に確認が必要なため、母斑の状態に応じて医師と相談しながら進めていきます。

自家培養表皮移植術

自家培養表皮移植術は、患者さん自身の皮膚を少量採取して培養し、シート状に増やしてから移植する方法です。先天性巨大色素性母斑に対しては、2016年12月より保険が適用されるようになりました。

広範囲の母斑で、切除後に覆う皮膚を確保しにくい場合の選択肢になります。適応や治療の進め方はケースによって異なるため、対応可能な医療機関で相談してみてください。

レーザー治療

レーザー治療は、主に小型から中型の先天性色素性母斑に用いられ、見た目の改善を目的とする場合に選択されます。用いられるレーザーは、メラニン色素に反応するQスイッチルビーレーザーや、アレキサンドライトレーザーなどです。皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷では、ディスカバリーピコプラスを含む複数のレーザー機器を用いています。

レーザー光が色素を破壊することで母斑の色を薄くする効果が期待できますが、メラノサイトを完全に除去できるわけではありません。深い部分に存在するメラノサイトには効果が限定的で、複数回の治療が必要な場合がほとんどです。また、手術と比べて再発する可能性が高い点も、あらかじめ理解しておきましょう。

黒あざ(生まれつき)の治療について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

黒あざが生まれつきある原因は?悪性(がん)になるかもしれない黒あざや治療方法も解説

先天性色素性母斑の治療費用

ここでは、以下の内容を解説します。

  • 手術の費用(保険適用)
  • レーザー治療の費用(自費診療)

手術の費用(保険適用)

先天性色素性母斑の手術は、保険が適用されることがほとんどです。保険適用となった際の費用は、以下の通りです。

大きさ 3割負担 1割負担
3cm未満 約3,800円 約1,300円
3〜6cm 約9,700円 約3,200円
6〜12cm 約12,500円 約4,200円
12cm以上 約25,000円 約8,300円

費用は手術以外に、診察や病理検査料などがかかります。また、クリニックによっては保険適用外になることもあるため、事前に確認が必要です。

レーザー治療の費用(自費診療)

レーザー治療は、一般的に保険適用外の自由診療となることがほとんどです。費用はレーザーを照射する面積や、使用するレーザー機器の種類、治療回数によって決まります。クリニックによって異なりますが、相場は数万円から数十万円程度です。

治療は複数回することがほとんどのため、ある程度の費用がかかる旨を念頭に置いておく必要があります。治療前に、クリニックで詳しい料金体系と概算費用を確認しておくことも欠かせません。

「手術とレーザーのどちらが合うのか」「費用の見通しを知りたい」と感じた方は、皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷で治療方針や費用を専門医に相談できます。

>>先天性色素性母斑の治療は皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷にご相談ください

先天性色素性母斑を治療した後の経過

先天性色素性母斑の治療後の経過は、選択した治療法によって異なります。手術で切除した場合、患部には傷跡が残りますが、時間とともに目立たなくなることもあります。広範囲を切除した場合は皮膚の引きつれや変形が生じることがあるため、術後のケアとリハビリが重要です。

レーザー治療の場合、色素が薄くなるまでに複数回の照射が必要で、治療後も一時的な赤みや色素沈着がみられることがあります。また、レーザー治療は再発する可能性もあるため、医師と十分に相談する必要があります。

どちらの治療法を選んでも、メラノーマへの進行リスクが完全にゼロになるわけではないため、定期的な経過観察が不可欠です。

先天性色素性母斑の日常の観察ポイント

先天性色素性母斑は、日常のなかで少しずつ変化することがあります。受診を考える目安になるのは、母斑が急に大きくなった、色や形が変わってきた、表面がジュクジュクしたり出血やかゆみが出たりした、といったサインです。こうした変化はABCDルールとあわせて確認すると、気づきやすくなります。

観察のコツは、同じ角度・同じ明るさで定期的に写真を撮り、記録として残しておくことです。前の写真と見比べることで、少しずつの変化にも気づきやすくなります。あわせて、母斑のある部分は日焼けを避けるよう、衣類や日焼け止めで紫外線対策をしておくと安心です。

気になる変化があったときは、自己判断で様子を見続けず、早めに専門医へ相談してみてください。

先天性色素性母斑に関するよくある質問

最後に、よく寄せられる質問を紹介します。

Q.先天性色素性母斑を放置するとどうなりますか?

先天性色素性母斑は基本的に良性の病変ですが、放置した場合に懸念されるのは悪性腫瘍であるメラノーマへと進行するリスクです。特に、大型の先天性色素性母斑は、がん化するリスクが高まる傾向にあります。

メラノーマは進行が早く転移しやすいため、早期発見と治療が大切です。良性のまま経過することも多いですが、変化に気づかずに放置すると発見が遅れる可能性があります。

Q.先天性色素性母斑が発生する原因は何ですか?

先天性色素性母斑が発生する原因は、皮膚の色素細胞であるメラノサイトが異常に増殖し、特定の部位に集まるためとみられています。ただし、具体的に何が異常を引き起こすのかは、まだ完全には解明されていません。

遺伝的な要因が関与している可能性も示唆されていますが明確ではなく、偶発的に生じる可能性があると捉えられています。

生まれつきのあざの原因について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

生まれつきのあざの原因は?赤・青・黒・茶色いあざの原因や消えない場合の対処法などを解説

Q.先天性色素性母斑は赤ちゃんの時期から手術できますか?

先天性色素性母斑の手術は、赤ちゃんの時期から実施されることがあります。赤ちゃんのうちに手術することで、悪性化する確率を下げるうえに、痕が残りにくくなります。

また、見た目による影響も抑えられるため、成長後に先天性色素性母斑で精神的なストレスを抱えにくい点もメリットです。年齢が上がるほどに改善しにくい傾向にあるため、医師と相談して早めの手術を検討しましょう。

Q.先天性色素性母斑は治療後再発しますか?

先天性色素性母斑の治療後に再発する可能性は、選択した治療方法によって異なります。手術による完全切除が行われた場合の再発はまれですが、広範囲にわたる母斑は一度にすべてを切除しきれない場合があり、皮膚の深い層にメラノサイトが残ると再び現れる可能性があります。

一方、レーザー治療は色素を薄くすることが目的で、メラノサイトそのものを除去するものではありません。そのため、手術と比べて施術後に再発したり、色素が再び濃くなったりする可能性があります。再発が心配な場合は、治療法ごとの特徴を医師と確認しておくと安心です。

Q.先天性巨大色素性母斑になる確率はどれくらいですか?

先天性巨大色素性母斑が発生する確率は、出生児2万人あたりに1人程度です。ただし、この確率は先天性色素性母斑全体のなかでも大型に限定したものです。小型や中型の先天性色素性母斑と比較すると、大型の発生確率は低い傾向にあります。大型はまれな疾患のため、診断や治療においては専門的な知識と経験を持つ医療機関での受診が必要です。

Q.先天性色素性母斑は遺伝しますか?

先天性色素性母斑は、遺伝しないとみられています。この病変は胎児期にメラノサイトが異常に増殖することで発生しますが、親から子へ受け継がれる明確な報告はありません。

まれな遺伝性疾患と関連して色素斑がみられることもありますが、先天性色素性母斑とは異なる疾患です。そのため、先天性色素性母斑があるからといって、将来の子どもも同じように発症する心配は少ないと考えられます。

Q.先天性色素性母斑は何科で受診するべきですか?

子どもの先天性色素性母斑を相談したい場合、皮膚科か形成外科を受診するのが適切です。子どもの母斑の見た目や形などに変化がみられた場合は、できるだけ早めに専門医の診察を受けてみてください。

あざの種類や受診先について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

子どものあざは何科で診てもらえる?突然できたあざや消えないあざは皮膚科・形成外科へ

Q.手術とレーザーはどちらを選べばよいですか?

手術とレーザーのどちらを選ぶかは、母斑の大きさやメラノーマへのリスク、治療の目的によって変わります。大型でメラノーマへのリスクが高い場合や、悪性化が疑われる場合は、確実に取り除く手術が選択される傾向にあります。

一方、小型から中型で見た目の改善が主な目的の場合は、レーザー治療も選択肢になります。ただし、レーザーは再発の可能性がある点も踏まえ、どちらが適しているかは診察を経て医師と相談して決めていくことが大切です。

先天性色素性母斑のご相談は皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷へ

「専門医に一度診てもらいたい」「赤ちゃんのうちから安心して相談できる環境がいい」と感じている方へ。皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷では、形成外科専門医資格をもち、1児の母でもある杉本貴子院長が診察します。

赤ちゃんの時期から通いやすい環境を整え、先天性色素性母斑のリスクや治療の進め方を一人ひとりに合わせて提案する体制です。茗荷谷駅から徒歩2分と通いやすく、複数回の通院が必要な治療でも続けやすい環境です。治療方法に不安がある方は、一度お気軽にご相談ください。

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まとめ|先天性色素性母斑

先天性色素性母斑は良性のあざですが、大きさによってはメラノーマへ進行するリスクがあり、向き合い方の要点を押さえておくことが大切です。大型や巨大型はリスクが相対的に高いため、大きさや変化に応じた経過観察が必要で、ABCDルールや日常の写真記録を習慣にすると、色や形、大きさの変化に早く気づきやすくなります。

治療には手術(切除術・分割切除術・組織拡張器・自家培養表皮移植術)とレーザーがあり、母斑の大きさや目的、リスクによって選び分けます。手術は赤ちゃんの時期から可能なケースもあり、早い時期ほど皮膚が柔らかく痕が残りにくいことが利点です。

正しく理解して定期的に経過を見ていくことで、必要なタイミングで適切な治療につなげられます。リスクや治療の進め方に迷ったときは、専門医に相談するところから始めてみてください。

>>先天性色素性母斑の治療は皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷にご相談ください

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※本記事の内容は一般的な情報提供を目的としており、特定の治療効果を保証するものではありません。実際の診断・適応・治療方針は、症状や状態により担当の医師の診察に基づいて判断されます。費用は掲載時点の一般的な目安であり、保険適用の可否や自費料金は医療機関ごとに異なります。最新の費用は受診先で必ずご確認ください。治療に伴うリスク(傷跡・皮膚の引きつれ・色素沈着・レーザー後の再発など)や治療効果には個人差があります。

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記事監修者プロフィール

院長 杉本 貴子

院長杉本 貴子

Sugimoto Atsuko

経歴
  • お茶の水女子大学附属高等学校 卒業
  • 獨協医科大学 卒業
  • 国立国際医療研究センター 初期研修
  • 日本医科大学付属病院 形成外科・再建外科・美容外科 助教
  • 皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷 院長

【関連病院】

  • 東京美容医療クリニック
  • 日本医科大学付属病院 形成外科・再建外科・美容外科 非常勤講師
資格
  • 医学博士
  • 日本形成外科学会 専門医
  • 日本形成外科学会レーザー 分野指導医
  • 日本抗加齢医学会 学会認定専門医
  • 日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
  • GSK社 重度腋窩多汗症ボトックス 認定医
  • アラガン社 ボトックス・ヒアルロン酸 認定医
  • クールスカルプティング 認定医

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