太田母斑とは?発症する原因や症状・治療方法・経過などを詳しく解説
太田母斑は顔の片側などに現れる青あざで、自然には消えないため「どのような症状なのか」「治療できるのか」と不安に感じる方は少なくありません。生後まもなく気づく場合もあれば、思春期以降に急に目立ってくる場合もあり、しみや肝斑と混同されやすい点も特徴です。
そこでこの記事では、太田母斑とは何かをはじめ、症状やグレード、発症する原因、治療方法や経過、副作用、治療費までわかりやすく整理しました。しみや肝斑との見分け方、子どもの治療を始めるタイミングもまとめています。
この記事を読めば、太田母斑の全体像と治療の見通しが立つので、気になる症状がある方や治療を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
茗荷谷で太田母斑の治療を受けるなら皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷

皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷は、形成外科専門医資格をもち、1児の母でもある杉本貴子院長が診察するクリニックです。太田母斑は顔の片側などに現れる青あざで自然には消えず、思春期以降に色が濃くなることもあるため、早めに状態を確認しておくと安心です。
当院では、患者さまの多くが0〜2歳のお子さまで、子どものあざ治療に特化した体制を整えています。太田母斑の状態や治療の見通し、Qスイッチルビーレーザーによる治療の進め方やアフターケアまで、一人ひとりに合わせたわかりやすい説明が特徴です。
太田母斑のレーザー治療は保険適用となるケースがほとんどで、費用を抑えながら治療を進められます。今すぐ治療を決めなくても、現状の色調や範囲を確認しておきたい段階から、お気軽にご相談ください。
| アクセス | 東京メトロ丸ノ内線茗荷谷駅から徒歩2分 |
| 診療時間 | 月・水・金 13:00〜17:30最終受付
火・木 10:00〜16:30最終受付 |
| 休診日 | 土・日・祝日 |
| 電話番号 | 03-6304-1725 |
| 公式HP | 皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷 |
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太田母斑(おおたぼはん)とは

太田母斑とは、生後数週間から思春期以降にかけて現れる、自然には消えない青あざの1種です。顔の片側に現れるのがほとんどですが、まれに両方にみられることもあります。また、白目や歯茎、耳の中など皮膚以外の部位にも現れることがあります。
色は青紫色や灰紫青色が基本で、褐色のしみも混在することがほとんどです。褐色が強いとしみや茶あざ、そばかすなどと間違われることもあります。太田母斑は自然に消えない青あざのため、見た目を気にして治療を希望する方も多いです。
太田母斑と後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)の違い

太田母斑と後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)の違いは、発症する年齢と出現する箇所です。太田母斑は乳児期か思春期以降に発症し、片側の額や目のまわりなどに青みがかった斑で現れます。
ADMはさまざまな年齢で発生しますが、20〜30代以降に現れる場合がほとんどです。場所は頬骨あたり、こめかみ、小鼻、顎に左右対称に発症し、色は灰褐色〜淡青色の細かい斑点状で現れます。
どちらも真皮にメラニン色素が沈着する色素性疾患のため、同じあざと思われる方も多いようです。それぞれ見た目が似ているため、専門の医師による診断が必要です。
太田母斑の症状とグレード

太田母斑の症状は色素沈着の範囲・濃さによってI型〜IV型に分類されます。グレードごとの特徴は次の表のとおりです。
| グレード | 症状と発症箇所 |
| I型 | 軽度で色素斑の範囲が狭い。a型:眼部型 / b型:頬骨型 / c型:額部型 / d型:鼻孔 |
| II型 | I型より広範囲にあざがみられるタイプ。上眼瞼・頬骨部・側頭部・鼻根部 |
| III型 | II型よりさらに広範囲。鼻孔や耳などにもみられる |
| IV型 | 顔の両側にあざがみられるタイプ |
I型は軽度なタイプですが、発症する箇所がさまざまで、a型~d型に分類されます。重度になると顔の広範囲や眼球にまで及ぶケースもあります。発症年齢や色の濃さ、部位によって治療方針が異なるため、専門医の診断が重要です。
太田母斑が発症する原因

太田母斑は、皮膚の真皮層にあるメラニン色素を作る細胞(メラノサイト)が異常に分布・増殖することが原因の1つとされ、詳しい原因は解明されていません。遺伝性はほとんどないと考えられていますが、ホルモンの変化が影響する可能性も指摘されています。
太田母斑は黄色人種にみられ、特にアジア人女性に多い傾向にあります。また、出生して間もない時期や思春期以降に発症する原因には、ホルモンの変化が関係していることもあります。
発症すると目立つことから、思春期に人目を気にして精神的なストレスを抱える方も多いです。自然に治るあざではないため、気になる場合は医療的なアプローチが必要です。
太田母斑を放置するリスク

太田母斑は自然には消えず、思春期以降にかえって色が濃くなることもあるため、放置せず状態を確認しておくことがすすめられます。放置した場合に起こりうる変化を整理します。
- 見た目・精神面への影響
- 思春期以降に色が濃くなる可能性
それぞれ解説します。
見た目・精神面への影響
太田母斑は顔の目立つ部位に現れやすく、色調がはっきりしているため、ファンデーションやコンシーラーだけでは十分に隠しきれないケースがあります。人と目を合わせるのがつらい、写真に写るのを避けたいなど、日常生活のなかで気持ちの負担につながることがあります。
とくに思春期以降は、人目や見た目への意識が高まりやすい時期です。太田母斑を放置している方のなかには、鏡を見るたびに気になったり、外出時にメイクの手間が増えたりと、精神的な負担を感じている方も少なくありません。
放置していても命に関わる疾患ではありませんが、見た目の悩みが積み重なると生活の質にも影響します。「気にはなっているものの、治療を受けるかどうか迷っている」という段階でも、状態や治療の選択肢を専門医に確認しておくと安心です。
思春期以降に色が濃くなる可能性
太田母斑は自然に薄くならないだけでなく、思春期以降にホルモン変化などの影響で色が濃くなったり、範囲が広がったように見えたりする場合があると報告されています。乳幼児期にはうっすらとした色調だったものが、成長とともに濃く目立つようになるのも特徴の1つです。
一度濃くなった色素は、生活習慣の見直しだけでは元の状態に戻すのが難しいのが特徴です。放置すると色素が真皮の深い部分にまで沈着し、治療回数が増えたり、思うように色が抜けにくくなったりする可能性もあります。
「今は薄いからこのまま様子を見たい」と感じる場合でも、いつ頃・どのタイミングで治療を検討するかは、あらかじめ医師に相談しておくと安心です。
皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷では、太田母斑の状態や治療の進め方について、専門医が一人ひとりに合わせて説明しています。今すぐ治療を決めなくても、現状の色調や範囲を確認しておきたい段階からご相談いただけます。
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太田母斑の治療方法

太田母斑の治療には、Qスイッチルビーレーザーやピコレーザーなどのレーザー治療が用いられます。これらのレーザーは、真皮層に存在するメラニン色素に反応し、周囲の正常な組織を傷つけることなくピンポイントでの治療が可能です。
皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷では、Qスイッチルビーレーザー、ピコレーザーを利用しています。ルビーレーザーのフラクショナル照射は、細かい太田母斑にも点で照射可能なため、やけどや色素沈着のリスクを軽減できます。
また、1秒間に3回の照射が可能なため、迅速で効率的な治療が可能です。太田母斑のレーザー治療は保険適用されることがほとんどで、費用負担を抑えながら見た目の改善に期待できます。
太田母斑のレーザー治療をより詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
太田母斑に対するQスイッチルビーレーザー治療の経過

Qスイッチルビーレーザーは1回で完了することもありますが、状態によっては5回以上の照射が必要です。繰り返す場合、治療の間隔は3〜6ヶ月以上空けることが推奨されています。
発症した場合は治療のタイミングが早いほど効果が出やすいため、早めの治療が重要です。レーザー照射後は、一時的にかさぶたや赤みが生じますが、1〜2週間ほどで自然に落ち着きます。
照射を重ねることで徐々に色素が薄くなり、多くの場合で目立たない状態にまで改善が期待できます。治療効果には個人差があるため、医師との継続的な経過観察が重要です。
太田母斑のレーザー治療で起こり得る副作用

太田母斑のレーザー治療で起こり得る副作用を、症状ごとに特徴と落ち着くまでの目安とあわせて解説します。
- 痛み
- 水泡・びらん
- 腫れ・むくみ
- 皮膚が弱くなる
- 肌の色が濃くなる
- 色素脱失
- 傷
1つずつ詳しく解説します。
痛み
Qスイッチルビーレーザー照射時には、ゴムで弾かれるような痛みが生じることがあります。そのため、小さい子どもや痛みに敏感な方は、麻酔クリームの使用も可能です。
照射後もヒリヒリとした痛みや赤みが数日続くこともありますが、数日から1週間ほどで落ち着きます。強い痛みが持続する場合は、医師に相談することが大切です。
水泡・びらん
レーザーの熱刺激によって、施術部位に一時的な水泡やびらん(ただれ)が生じることがあります。これは、レーザーがメラニン色素に反応して組織を破壊する際に起こる自然な反応で、照射出力や皮膚の状態によって発生頻度が異なります。
水疱ができた場合はつぶさないように気をつけて、適切なアフターケアをすれば、1〜2週間で自然に治癒することがほとんどです。処置が不十分な場合は色素沈着や瘢痕(はんこん)につながることもあるため、医師の指示に従って丁寧なケアを意識すると安心です。
腫れ・むくみ

レーザー照射後は、施術部位に腫れやむくみが現れることがあります。これは、レーザーの熱エネルギーが患部に作用し、軽度の炎症反応が生じる自然な反応です。
腫れやむくみは照射直後から翌日にかけてピークを迎えるケースが多く、数日〜1週間程度で自然に治まる傾向にあります。施術後は患部を清潔に保ち、刺激を避けて安静に過ごすことが回復を早めるポイントです。
冷やしすぎると血流が滞ってかえって回復が遅れることもあるため、強く冷却しすぎず、清潔な保冷剤などをタオル越しに軽く当てる程度にとどめましょう。症状が長引いたり、痛みや赤みが強く出たりする場合は、自己判断せずに早めに医師へ相談することが大切です。
皮膚が弱くなる
レーザー治療を繰り返し受けることで、一時的に皮膚が薄くなったり敏感になったりすることがあります。これは、レーザーで皮膚のメラニン色素が破壊される過程で、表皮や真皮の構造に一時的なダメージが加わるためにおきる症状です。
皮膚が弱くなると紫外線や摩擦などの外的刺激に敏感になり、赤みや乾燥、かゆみなどのトラブルが生じやすくなります。そのため、施術後はUVケアや保湿ケアを徹底することが大切です。
施術直後から数週間は肌を紫外線にさらさないようにし、必要に応じて医師から処方された保護クリームを使用しましょう。
肌の色が濃くなる
レーザー治療の副作用として、一時的に肌の色が濃く見える、色素沈着が起こることがあります。これは、レーザーの照射による軽度の炎症反応で、メラニン色素が一時的に増加することで起きる症状です。
炎症後の色素沈着は時間の経過とともに薄れて、数ヶ月以内に自然に改善する傾向にあります。ただし、体質やスキンケアによっては長引くこともあるため、注意が必要です。対策としては、術後の紫外線対策を徹底することが重要で、医師により美白効果のある外用薬が処方されることもあります。
レーザー治療で色が濃くなる原因や対処法は、以下の記事で詳しく解説しています。
色素脱失
レーザー治療後に、照射部位の肌の色が白く見える色素脱失が起こることもあります。これは、レーザーによりメラニンを生成する細胞(メラノサイト)の機能が低下して生じる副作用です。
特に、肌の色素が薄い方や、強めの出力で照射された場合に起こりやすくなります。色素脱失はメラノサイトの機能が回復すると自然に元の色に戻りますが、完全に回復しないケースもあります。
そのため、治療前には医師とのカウンセリングで副作用のリスクについて十分に説明を受けることが大切です。治療後は、肌の変化をよく観察し、必要に応じて医師に相談しましょう。
傷
レーザー治療は広く行われている施術ですが、まれに照射部位に傷が残るなどのリスクもあります。これは、強い炎症や水疱・びらんが生じた後に、適切に処置しなかった場合に起こる症状です。
また、治療直後に患部をこすったり引っかいたりする外的刺激が加わることで、傷になるケースもあります。傷跡を残さないためには、治療後のアフターケアが重要です。かさぶたや水疱などができた場合は無理に剥がさず、自然に治るのを待ちましょう。
太田母斑のレーザー治療後のアフターケアと過ごし方

太田母斑のレーザー治療後は、過ごし方しだいで色素沈着などの副作用の出方が変わります。回復を助けるためのアフターケアと日常の注意点を整理します。
- 紫外線対策を徹底する
- 保湿と患部のケア
- 日常生活での注意点
それぞれ解説します。
紫外線対策を徹底する
太田母斑の治療後は、照射部位の肌が普段よりも紫外線に敏感な状態です。日焼けによる刺激が加わると炎症後色素沈着が起こりやすくなるため、屋外に出るときは日焼け止めをこまめに塗り直しましょう。
日焼け止めは、肌に負担がかかりにくい低刺激タイプを選ぶと安心です。塗るタイミングは外出前だけでなく、汗をかいたときや長時間屋外にいるときにも、こまめに塗り直してみてください。
さらに、日焼け止めだけに頼らず、帽子・日傘・サングラス・マスクといった物理的な遮光もあわせて活用します。とくに真夏や日差しの強い時間帯は、可能な範囲で直射日光を避けるように過ごすと、治療後の肌を守りやすくなります。
保湿と患部のケア
治療後の患部には、かさぶたや薄い水疱ができることがあります。無理に剥がしたり触ったりすると、傷跡や色素沈着の原因になるため、自然に取れるまで触らないようにしましょう。
患部を洗うときは、こすらずに石けんの泡でやさしく包み、ぬるま湯で流します。医師から軟膏や保護クリームが処方されている場合は、決められた回数と塗り方を守り、勝手に量を増減しないことが大切です。
また、患部のまわりも含めて、肌全体の保湿を意識しましょう。乾燥した状態が続くとバリア機能が低下し、かゆみや赤みが出やすくなります。低刺激の保湿剤を朝晩使う習慣を作ると、肌の回復を後押ししやすくなります。
日常生活での注意点
施術当日は、患部を強くこすらないよう洗顔やクレンジングをやさしく行い、長時間の入浴や激しい運動、飲酒など血行が急激に良くなる行動は控えめにします。翌日以降の入浴や運動、メイクの可否は、状態や照射部位によって医師の指示が変わるため、カウンセリング時に確認しておくと安心です。
かゆみが出ても患部を強くかいたり、ピーリングや家庭用美顔器などの刺激の強いケアを行ったりするのは、治療期間中は避けてください。異常な痛み・赤み・腫れが強くなった場合は、自己判断せず、早めに医師に相談することが大切です。
複数回の治療を予定している場合は、次回の治療までのあいだも紫外線対策・保湿・患部のケアを継続します。日常生活での過ごし方の積み重ねが、色素沈着や色素脱失などのリスクを抑えるポイントです。
皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷では、太田母斑の状態や治療の進め方について、専門医が一人ひとりに合わせて説明しています。
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子どもの太田母斑はいつから治療を始めるべき?

太田母斑は自然に消えないため、子どもの場合は早めに治療を始めるのがおすすめです。治療を始める時期は、大きく以下の2つの考え方に分けられます。
- 乳児期から始める場合
- 集団生活が始まる前から始める場合
それぞれ解説します。
乳児期から始める場合
太田母斑の治療を始める時期の1つの選択肢が、皮膚が薄くやわらかい乳児期のうちから開始する考え方です。色素が皮膚の浅い層にとどまっている段階のほうがレーザーが届きやすいと考えられており、成長してから始めるよりも治療回数を抑えられる可能性があります。
痛みの面では、部位や年齢に応じて麻酔クリーム・麻酔テープを活用し、負担を軽くする工夫がとられています。また、子どもの太田母斑は保険適用で治療できるケースがほとんどのため、費用面での負担を抑えて治療に取り組みやすい点も乳児期から始めるメリットです。
一方で、いつ治療を始めるかは、色調や範囲、お子さまの体調をふまえて医師と相談しながら決めていきます。「今すぐ始めるか」「もう少し成長を待ってから始めるか」など、開始時期を調整する選択肢があると考えておくと安心です。
集団生活が始まる前から始める場合
もう1つの選択肢が、幼稚園や小学校など集団生活が始まる前に治療を終えられるように、逆算して治療開始時期を検討する考え方です。太田母斑のレーザー治療は3〜6ヶ月以上の間隔をあけながら複数回行うことがあり、状態によっては数年単位の通院が必要になる場合もあります。
集団生活が始まってから治療を始めると、通院や施術後のケアと生活リズムの両立が難しくなることもあります。あざが目立つことで、お子さま自身が周囲の反応を気にする場面が増える可能性もあり、心理的な負担を減らしたいと考えて早めに治療を検討する保護者も少なくありません。
皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷では、患者さまの多くを0〜2歳のお子さまが占めており、乳幼児のあざ治療に特化した診療体制を整えています。お子さまと保護者の方の不安に寄り添い、わかりやすい説明を心がけているため、治療開始のタイミングに迷っている方も安心してご相談ください。
太田母斑の治療費

太田母斑の治療費の目安を、保険適用の観点から整理します。費用は治療する範囲によって変わる点が基本です。太田母斑の治療は保険適用となるケースがほとんどで、自己負担額は3割程度に抑えられます。保険適用の費用は、3割負担で1回あたりの費用は6,000円〜10,000円程度です。
| 治療の面積 | 料金(3割負担) | |
| ~10cm2 | 8,140円 | |
| ~20cm2 | 9,640円 | |
| ~30cm2 | 11,140円 | |
| ~40cm2 | 12,640円 | |
| ~50cm2 | 14,140円 |
費用は治療する範囲によって異なるため、カウンセリングの際に医師に確認しておくと安心です。
太田母斑の治療費の内訳や、費用を抑える方法は、以下の記事で詳しく解説しています。
太田母斑と間違えられやすい症状

太田母斑は他の色素性の症状と混同されやすいため、間違えられやすい症状との見分け方を整理します。太田母斑と間違われやすいのは、以下のような症状です。
- 肝斑(かんぱん)
- しみ
- そばかす
- クマ
それぞれ詳しくみていきましょう。
肝斑(かんぱん)
肝斑は額や頬骨あたりに左右対称に現れる茶色〜褐色の色素斑で、主に30代以降に多くみられます。原因は紫外線やホルモンバランスの乱れとされており、ピルの服用や妊娠によって発症することもあります。
太田母斑と見分ける際のポイントは色味で、肝斑は茶色で青っぽくない点が特徴です。また、色味が濃くなる時期や薄くなる時期もあります。
しみ
しみ(老人性色素斑)は、紫外線の影響で加齢とともに出現する色素斑です。主に30代以降に、頬や額など、日光に当たりやすい部位に現れます。色は淡褐色〜濃褐色で、輪郭がはっきりしている点が特徴です。
太田母斑は青色を帯びており、しみとは色調と出現部位が異なります。加齢とともに目立ち始めるしみは、医療機関での治療も可能です。
そばかす
そばかす(雀卵斑)は、幼少期に鼻や頬に小さな点状の色素斑として現れる症状です。色は明るい茶色〜黄褐色で、紫外線を浴びて濃くなる傾向にあり、遺伝的なものが原因です。
そばかすは太田母斑と異なり、点状で顔の中心部に対称的に現れるため、区別しやすい傾向にあります。そばかすは主に表皮のメラニンによりあらわれる症状のため、太田母斑と治療方法が異なる点もポイントです。
クマ
目の下にできるクマの中で青クマは、太田母斑と誤認されやすい傾向にあります。青クマは朝や疲れたときに色が濃くなり、休息やマッサージで一時的に改善される症状です。
太田母斑は常に色素が存在し、自然には消えることはありません。また、青クマが目の下に現れるのに対し、太田母斑は片側の目の周囲や額・こめかみ・鼻などにも広がることもあります。
太田母斑の治療でクリニックを選ぶポイント

太田母斑の治療は複数回の通院が前提になることが多いため、安心して続けられるクリニック選びが大切です。選ぶときのポイントは、以下の通りです。
- あざ治療の実績・専門性で選ぶ
- 子どもの治療に対応しているかで選ぶ
- 保険診療に対応しているかで選ぶ
それぞれ解説します。
あざ治療の実績・専門性で選ぶ
太田母斑はグレードや発症部位によって治療方針が変わるため、あざや色素性疾患の診療実績が豊富なクリニックを選ぶことが大切です。ホームページの症例数や、形成外科・皮膚科など医師の専門分野を確認すると、実績や専門性を判断しやすくなります。
皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷では、杉本貴子院長は形成外科専門医資格をもち、太田母斑をはじめとする青あざや色素性疾患の診察に対応しています。
子どもの治療に対応しているかで選ぶ
太田母斑は乳幼児期から治療を検討するケースも多く、小さなお子さまでも通いやすいクリニックかどうかは重要なポイントです。麻酔クリームや麻酔テープなど痛みへの配慮、お子さまと保護者の方への説明のわかりやすさ、通院しやすい立地といった条件を確認してみてください。
皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷は患者さまの多くが0〜2歳のお子さまで、子どものあざ治療に特化した診療体制を整えています。茗荷谷駅から徒歩2分と通いやすく、複数回の通院が必要な太田母斑の治療でも続けやすい環境です。
保険診療に対応しているかで選ぶ
太田母斑のレーザー治療は保険適用となるケースがほとんどのため、保険診療に対応しているかは事前に確認しておきたいポイントです。同じ「あざ治療」でも、美容目的中心のクリニックでは自由診療のみのケースもあるため、公式サイトや電話で確認しておくと安心です。
保険診療に対応しているクリニックであれば、3割負担で治療費を抑えながら、複数回の治療を計画的に進めやすくなります。費用面の見通しが立つことで、治療の継続についても判断しやすくなります。
太田母斑に関するよくある質問

最後に、太田母斑について、よく寄せられる質問に回答していきます。
Q. 太田母斑は美人に多いって本当ですか?
太田母斑は、日本人を含む黄色人種に多くみられる色素性母斑で、容姿に関係なく発症します。医学的には美人に発症しやすいという明確な根拠はありませんが、日本人女性に多く発症することから、そうした印象を抱く方も多いです。
太田母斑の多くは顔に青あざのような色素沈着がみられる症状のため、見た目への影響を気にする方が多い傾向にあります。太田母斑はレーザー治療により症状の改善が期待できるため、疑わしい症状が出たら早めに医師に相談しましょう。
Q. 太田母斑と青あざの違いは何ですか?
太田母斑と異所性蒙古斑は、発生部位や経過に違いがあります。代表的な青あざである異所性蒙古斑は、お尻や背中などにみられ自然に消えることもありますが、太田母斑は顔に現れ、自然には消えません。
Q. 太田母斑の治療は保険適用されますか?
太田母斑のレーザー治療は、保険適用となるケースがほとんどです。自己負担額は3割程度が目安で、1回あたりの費用は6,000〜10,000円程度に収まるケースが多くみられます。
ただし、治療する範囲や回数、使用する機器によって費用は変わります。詳しい費用や保険適用の可否は、カウンセリング時に医師へ確認してみてください。
安心して太田母斑の治療を受けるなら皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷

皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷は、患者さまの多くを0〜2歳のお子さまが占める、子どものあざ治療に特化したクリニックです。2025年の1年間で2,598件のあざ治療実績があり、形成外科専門医資格をもつ杉本貴子院長が、太田母斑をはじめとする青あざや色素性のあざの診察に対応しています。
Qスイッチルビーレーザーによる治療は保険適用となるケースがほとんどで、負担を抑えながら複数回の通院を続けやすい環境です。茗荷谷駅から徒歩2分と通いやすく、お子さまはもちろん保護者の方の不安にも寄り添った説明を心がけています。太田母斑の治療やタイミングに迷っている方は、まずお気軽にご相談ください。
| アクセス | 東京メトロ丸ノ内線茗荷谷駅から徒歩2分 |
| 診療時間 | 月・水・金 13:00〜17:30最終受付
火・木 10:00〜16:30最終受付 |
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まとめ|太田母斑と正しく向き合うために

太田母斑は、生後まもない時期や思春期以降に顔の片側などに現れる青あざの1種で、自然には消えません。症状の程度によってI型〜IV型のグレードに分けられ、メラノサイトの異常な分布や遺伝的要因、ホルモンの影響が発症に関わっています。
放置していても命に関わる疾患ではありませんが、思春期以降に色が濃くなる可能性や、日常生活での精神的な負担があることは知っておきたいポイントです。しみや肝斑、そばかす、青クマとは色調や出現部位、変化の仕方が異なるため、自己判断ではなく専門医の診察で見分けることが大切です。
治療にはQスイッチルビーレーザーやピコレーザーが使われ、3〜6ヶ月以上の間隔をあけながら複数回行うのが一般的で、多くの場合は保険適用の対象となります。副作用としては痛みや腫れ、色素沈着などが起こる可能性があるため、紫外線対策や保湿、患部のケアといったアフターケアを継続することが重要です。
子どもの場合は、皮膚が薄い乳児期から始める考え方や、集団生活が始まる前に治療を終えられるよう逆算して開始する考え方があります。太田母斑の状態や治療の見通し、開始時期に迷っている方は、あざ治療の実績や子どもの診療体制、保険診療への対応をふまえてクリニックを選び、早めに専門医へ相談してみてください。
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※本記事の内容は一般的な情報提供を目的としたものであり、症状や治療の適応、効果・経過には個人差があります。料金や治療方針の詳細については、必ず医師の診察および公式ホームページでご確認ください。記載している保険適用の可否や自己負担額は目安であり、個々の症例や制度改定により変わる場合があります。
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記事監修者プロフィール
院長杉本 貴子
Sugimoto Atsuko
- 経歴
-
- お茶の水女子大学附属高等学校 卒業
- 獨協医科大学 卒業
- 国立国際医療研究センター 初期研修
- 日本医科大学付属病院 形成外科・再建外科・美容外科 助教
- 皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷 院長
【関連病院】
- 東京美容医療クリニック
- 日本医科大学付属病院 形成外科・再建外科・美容外科 非常勤講師
- 資格
-
- 医学博士
- 日本形成外科学会 専門医
- 日本形成外科学会レーザー 分野指導医
- 日本抗加齢医学会 学会認定専門医
- 日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
- GSK社 重度腋窩多汗症ボトックス 認定医
- アラガン社 ボトックス・ヒアルロン酸 認定医
- クールスカルプティング 認定医
