ほくろが増えるのはなぜ?増える理由や増えやすい人の特徴、病気の可能性や治療方法も解説
「最近ほくろが増えた気がする」「急に大きくなってきたけど大丈夫?」という方もいるでしょう。ほくろは生まれつきあるものだけでなく、紫外線や生活習慣、ホルモンバランスの影響により後天的に増えることもあります。
ほくろの中には注意が必要なものもあるため、正しい知識を身につけることが大切です。そこでこの記事では、ほくろが増える原因や増えやすい人の特徴、予防方法や治療方法を詳しく解説します。
さらに、気をつけるべき悪性のほくろの特徴や、レーザー治療を用いた除去方法も紹介します。この記事を読めば、ほくろが増える仕組みやリスクについて理解でき、自分の肌に合ったケア方法を見つけられるでしょう。
ほくろの増加が気になっている方や、除去を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
子どものシミやあざを改善するなら皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷
赤ちゃんや子どもにできるあざには、赤あざ、青あざ、茶あざ、黒あざの4種類があります。同じ色のあざでも、症状が出る場所によって病名や症状、治療方法が異なります。皮ふとあざのお悩みなら、皮ふと子どものあざクリニックにご相談ください。
当院では、子どもに特化した治療をしており、これまでの経験を活かして最適な治療方法をご提案いたします。大切なお子様への治療なので、何よりも安全に配慮して治療を行います。また、より前向きに治療をしていただくために、お子様とご両親にわかりやすい説明を心がけています。
「将来子どもにあざのことで悩ませたくない」と考えているご両親は、ぜひ皮ふと子どものあざクリニックにご相談ください。
アクセス | 東京メトロ丸ノ内線茗荷谷駅から徒歩2分 →アクセス方法 |
連絡先 | TEL:03-6304-1725 |
営業時間 | 月・水・金 13:00〜18:00
火・木 10:00〜17:00 |
休診日 | 土日祝 |
公式HP | 皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷 |
ほくろが増える原因
ほくろが増える主な原因は、以下のとおりです。
- 肌のターンオーバーの乱れ
- 紫外線
- 生活習慣
- 体質によるもの
それぞれ詳しく解説します。
肌のターンオーバーの乱れ
肌のターンオーバーが乱れると、色素沈着やほくろができる場合があります。健康な肌は28日周期ごとにターンオーバーしますが、周期が乱れると古い角質やメラニンが排出されにくくなるためです。
睡眠不足や栄養バランスの偏り、ストレスなどはターンオーバーの乱れを引き起こす要因となります。ターンオーバーを整えるには、十分な睡眠を確保し、栄養バランスの取れた食事を意識することが大切です。特に、ビタミンCを多く含む果物や抗酸化作用のある食材を積極的に摂取することで、健康的な肌を維持しやすくなります。
紫外線
紫外線は、ほくろができる原因の1つです。強い紫外線を浴びると肌はダメージを受け、防御反応としてメラニンを生成します。通常、生成されたメラニンはターンオーバーによって排出されますが、紫外線を過度に浴びるとメラニンが肌に蓄積し、ほくろの原因となります。
ほくろの増加を防ぐにはSPF20度程度の日焼け止めを使用し、外出時には帽子や日傘を活用することで、紫外線の影響を最小限に抑えられます。また、紫外線は夏だけでなく冬の晴れた日や曇りの日でも降り注いでいるため、一年を通して対策をたてることが大切です。
生活習慣
生活習慣が乱れるとホルモンバランスも乱れ、メラニンが適正に生成されなくなることで、ほくろが増える場合もあります。ほくろを予防するには、日ごろからバランスの取れた食事を心がけることが重要です。
ビタミンCを多く含むレモンやキウイ、ビタミンEが豊富なアーモンドやアボカドなどを積極的に摂取すると良いでしょう。また、ストレスを溜め込まないようにリラックスする時間を確保し、適度な運動を取り入れることも重要です。
体質によるもの
ほくろが増えやすいかどうかは、遺伝的な要因も関係しています。両親や祖父母にほくろが多いと、体質を受け継ぐ可能性が高く、後天的にほくろが増えることもあります。ほくろができやすい体質とは、肌が白かったりそばかすができやすかったりする人です。
また、もともと皮膚が薄い人は、紫外線の影響を受けやすいため、通常よりもほくろが増えやすい傾向にあります。このような体質の人は紫外線対策を徹底し、日常的に保湿ケアをすることが重要です。
ほくろが増える人の特徴
ほくろができやすい人には、以下のような特徴があります。
- 外に出る機会が多い
- アウトドアが好き
- 両親のどちらかにほくろが多い
- 生活習慣が乱れがち
- 日常的に紫外線対策をしていない
屋外での活動が多い人や日焼け対策が十分にできていない人は、ほくろができやすいため注意が必要です。また、遺伝的にほくろができやすい体質の人は、加齢とともにほくろが増える傾向にあります。
さらに、生活習慣が乱れている人も要注意です。睡眠不足やストレス、栄養バランスの悪い食生活は肌のターンオーバーを乱し、メラニンが排出されにくくなります。これらの特徴に当てはまらない場合は、日ごろから紫外線対策や生活習慣の改善を意識し、ほくろの増加を予防することが大切です。
ほくろが増えないようにする方法
ほくろの増加を防ぐには、紫外線対策の徹底や生活習慣の改善、正しいスキンケアが重要です。紫外線はメラニンの生成を促進するため、日常的に対策をしましょう。
睡眠不足やストレスは、肌のターンオーバーを乱すため、十分な睡眠をとりストレスを軽減することが大切です。また、ビタミンCやビタミンEを多く含む食品を摂取することで、メラニンの生成を抑えて肌の健康維持にも期待できます。
さらに、頻繁に肌をこすったりニキビや炎症を放置したりすると、色素沈着が進行しやすいため日ごろのケアも重要です。
ほくろの種類と特徴
ほくろは皮膚に存在するメラノサイトが増殖し、色素沈着を起こすことで形成されます。ほくろにはさまざまな種類があり、それぞれの特徴が異なります。よくみられるほくろの種類は、以下のとおりです。
- ウンナ母斑:1cm前後の黒~茶褐色のほくろ
- ミーシャー母斑:1cm未満で小児期に顔や頭にみられるほくろ
- スピッツ母斑:1cm未満の赤っぽい色や黒色のほくろで、悪性になる場合もある
- クラーク母斑:よくみられるほくろで、淡褐色~黒色のほくろ
通常のほくろは、一般的にみられる茶色や黒色の小さな斑点で、皮膚の表面に平らに存在することがほとんどです。良性の場合が多いですが、悪性の場合や途中で悪性になる場合もあるため、急に大きくなったり色調が変化したりしている場合は医師に診てもらいましょう。
注意が必要なほくろ
ほくろの多くは良性ですが、中には悪性黒色腫(メラノーマ)や基底細胞がんのような皮膚がんの可能性を含むものもあります。ここでは、注意が必要なほくろについて解説します。
悪性黒色腫(メラノーマ)
悪性黒色腫はメラノーマともいわれる皮膚がんの一種で、進行すると転移しやすいため、早期の治療が必要です。メラノーマの特徴には、以下のような症状が挙げられます。
- 形が左右非対称でいびつ
- 形や大きさが変わりやすい
- 色のムラがある
- 直径6mm以上に拡大している
このように、他のほくろと異なる症状がみられる場合は、早めに医師に相談しましょう。また、生まれたときからあるほくろも、悪性になる可能性があります。
基底細胞がん
基底細胞がんは、皮膚の深い層にある基底細胞から発生する皮膚がんの1種です。基底細胞がんの特徴は以下のとおりです。
- 色にムラがある
- 中心部がくぼんでいる
- 出血がみられる
- 大きくなっている
基底細胞がんは中年〜高齢者の顔や首などにできることがあり、紫外線や火傷の後、外傷などが原因と考えられています。発生直後はほくろと似ているため、気づかない方がほとんどです。
体よりも顔にできやすいため、中年以降に顔にほくろができたら、医師の診断を仰ぐのも良いでしょう。
増えたほくろを消す方法はレーザー治療

引用元:ビッグブルー株式会社
当院では、ほくろ除去にレーザー治療を用いています。ここからはレーザー治療のメリットとデメリットを解説します。
レーザー治療のメリット
Qスイッチルビーレーザーは皮膚への負担を抑えながら、メラニン色素にのみ反応するレーザーで、ほくろの除去に適しています。主なメリットは、以下のとおりです。
- 施術時間が短い
- ダウンタイムが短い
- 傷跡がほとんど残らない
- 痛みが少ない
- ダウンタイムが短い
Qスイッチルビーレーザーは1回の施術時間が短いため、忙しい人でも手軽に施術を受けられます。また、メスを使う切開法と比較すると傷跡が残りにくく、熱によるダメージもほとんどありません。
治療による熱損傷や色素沈着のリスクもほとんどなく、ダウンタイムが短い点もメリットといえるでしょう。
レーザー治療のデメリット
Qスイッチルビーレーザーのデメリットは、以下のとおりです。
- 数回の施術が必要
- 隆起したほくろには適さない
Qスイッチルビーレーザーはほくろの深さや色の濃さによっては、1回の施術では完全に除去しきれず、数回の施術が必要になる場合もあります。濃いほくろはレーザーを何度か照射することで、徐々に薄くなっていきます。
また、1cm以上の大きなほくろや盛り上がったほくろには効果が出にくい場合もあるため、他の施術との併用が必要です。皮膚の深い部分にまであるほくろは、切除が必要になることもあります。ただし、レーザー治療で対処できる可能性もあるため、一度医師へ相談してみてください。
ほくろ除去の術後の経過
ほくろ除去後の経過は、施術方法や個人の肌質によって異なりますが、一般的に以下のような段階を経て回復します。
施術直後は赤みやかさぶたができる
施術直後は軽い赤みや腫れが生じることがあります。レーザー治療の照射部分はかさぶたができますが、1〜2週間ほどで自然に剥がれ落ちるのが一般的です。かさぶたは、無理に剥がさないように注意しましょう。
1〜2週間でかさぶたが取れ、ピンク色の肌が露出する
施術部位のかさぶたが取れると、ピンク色の新しい皮膚が露出します。この段階ではまだ皮膚が敏感なため、紫外線対策を徹底して、摩擦を避けることも重要です。紫外線を浴びると色素沈着が起こりやすいため、気をつけましょう。
1ヶ月で徐々に肌色になじむ
1ヶ月が経過するころには、新しい皮膚が安定し、ピンク色だった部分が徐々に周囲の肌色になじんできます。ただし、施術後に色素沈着が起こることもあるため、引き続きスキンケアや紫外線対策を継続することが大切です。
ここで紹介した治療経過は個人によって異なる場合もあるため、あくまで目安としてください。
ほくろ除去における料金の目安
茗荷谷皮ふと子どものあざクリニックにおける、ほくろ除去にかかる費用は以下のとおりです。
施術箇所 | 料金(税込) |
1ヶ所 | 11,000円 |
5ヶ所 | 44,000円 |
全顔 | 110,000円 |
ほくろ除去の料金は施術箇所が何ヶ所かによって異なります。施術箇所が上記に該当しない方は、クリニックに問い合わせてみてください。また、ほくろ除去の費用は施術方法やクリニックによって異なるため、カウンセリングで詳しく確認すると良いでしょう。
ほくろに関するよくある質問
ここからは、ほくろ除去に関するよくある質問と、回答を紹介します。
ほくろが増える年齢は?
ほくろが増えやすい年齢は、30代〜40代以降といわれています。生まれつきある場合や、成長期にほくろが増えてくることもありますが、肌の衰えによって増えるケースも多くみられます。
30代以降に増えるほくろはターンオーバーや生活習慣の乱れ、紫外線などが原因となるため、日ごろのケアに気をつけると良いでしょう。
ほくろが急にできるのはなぜ?
ほくろが急にできる主な原因として、紫外線の影響やホルモンバランスの変化、肌への刺激などが挙げられます。特に、紫外線により皮膚のメラノサイトが活性化し、ほくろが増える傾向にあります。
ホルモンバランスが変化するタイミングは、妊娠中や思春期、更年期などです。摩擦や刺激を頻繁に受ける部位は、肌の防御反応としてメラニンが蓄積しやすく、新しいほくろができやすいとされています。ただし、急にできたほくろが急速に大きくなったり色が不均一になったりする場合は、悪性の可能性もあるため早めの受診が推奨されています。
お腹にほくろが増える理由は?
お腹にほくろが増える原因として、ホルモンバランスの変化や生活習慣、遺伝などが関係していると考えられています。お腹にできるほくろに多くみられるのは、ウンナ(Unna)母斑です。ウンナ母斑のサイズは1cm程度で、黒や茶褐色として現れます。
子どものシミやあざを改善するなら皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷
赤ちゃんや子どもにできるあざには、赤あざ、青あざ、茶あざ、黒あざの4種類があります。同じ色のあざでも、症状が出る場所によって病名や症状、治療方法が異なります。皮ふとあざのお悩みなら、皮ふと子どものあざクリニックにご相談ください。
当院では、子どもに特化した治療をしており、これまでの経験を活かして最適な治療方法をご提案いたします。大切なお子様への治療なので、何よりも安全に配慮して治療を行います。また、より前向きに治療をしていただくために、お子様とご両親にわかりやすい説明を心がけています。
「将来子どもにあざのことで悩ませたくない」と考えているご両親は、ぜひ皮ふと子どものあざクリニックにご相談ください。
アクセス | 東京メトロ丸ノ内線茗荷谷駅から徒歩2分 →アクセス方法 |
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火・木 10:00〜17:00 |
休診日 | 土日祝 |
公式HP | 皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷 |
まとめ
この記事では、ほくろが増える原因や増えやすい人の特徴、予防方法や治療方法について詳しく解説しました。ほくろは紫外線や生活習慣、ホルモンバランスの変化などが影響し、年齢とともに増えていく傾向にあります。
ほくろの増加を防ぐには、日焼け止めの使用や生活習慣の改善、適切なスキンケアが重要です。また、悪性のほくろが疑われる場合は早めに受診し、医師の診断を仰ぐ必要があります。
ほくろの増加が気になる方は日常的なケアを見直し、必要に応じて専門医の診察を受けることで、美しい肌を保てます。この記事を参考に、適切な対策を取り入れてみてください。
院長杉本 貴子 Sugimoto Atsuko 【関連病院】記事監修者プロフィール