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子どものあざに多い扁平母斑とは?原因と妊娠中に目立つ理由を徹底解説!

扁平母斑は、子どもから大人まで幅広く見られる「カフェオレ斑」とも呼ばれる茶色いあざです。

10人に1人が持つとされ、珍しいものではありませんが、成長とホルモンの変化によって目立つことがあり、妊娠によって発生する場合もあります。

本記事では、扁平母斑の原因と発症のメカニズム、妊娠中に目立ちやすくなる理由、治療方法について詳しく解説します。

扁平母斑の治療をお考えなら、皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷へお気軽にご相談ください。

扁平母斑とは?

扁平母斑とは、手のひらと足の裏をのぞいた全身のどの場所の皮膚にも発症する、茶色いあざの一種です。

メラニンと呼ばれる皮膚の色素が増加することで、皮膚の浅い部分に茶色いあざが現れます。

ほくろのように皮膚が盛り上がることなく、平らなままであることから「扁平母斑」と名付けられました。

そのカフェオレのような色から「カフェオレ斑」とも呼ばれています。

ほとんどの扁平母斑は生まれつき現れ、幼少期から見られることが多いですが、思春期に現れる遅発性のものも存在します。

肩や背中などにできていて毛の生えている扁平母斑は「ベッカー母斑」として区別されています。

扁平母斑は再発しやすい特徴があり、見た目の変化を気にする方も少なくありません。

一般的には良性で悪性化する心配はほとんどありませんが、美容的な観点から治療を希望される方もいます。

治療方法にはレーザー治療があり、あざの色を薄くする効果が期待できますが、完全に消すことは難しいとされています。

また、成長と共にあざが薄くなる場合もありますが、自然に消えることはほとんどありません。

扁平母斑の原因

扁平母斑の発症は、皮膚の色を決める色素であるメラニンが増加するため起こります。

メラニンはメラノサイトという細胞によって生成され、メラノサイトは皮膚の基底層という表皮の一番下に位置しています。

このメラノサイトが特定の部分で異常に活性化し、茶色のあざが皮膚に現れるというメカニズムです。

メラノサイトが1度活性化すると、その状態が長く続く傾向があり、メラニンの増加が進むことでさらにあざが目立ってしまいます。

メラノサイトがなぜ活性化するのかについては、明確な理由が未だに解明されていません。

さらに、扁平母斑の発生には遺伝的な要因も関係しています。

家族に同様の茶あざが見られる場合、遺伝子が影響して扁平母斑が発生する可能性が高まるため、子どもにも引き継がれることがあります。

扁平母斑の原因にはメラニンの異常な増加・遺伝的な要素が絡んでいるものの、まだ完全には解明されていないのが現状です。

妊娠中にも扁平母斑が目立つ可能性がある

妊娠中はホルモンバランスが大きく変化するため、さまざまな身体の変化が現れますが、扁平母斑にも影響が起こる場合があります。

特に思春期または妊娠中はホルモンの影響で扁平母斑が目立ちやすくなるため、この時期に治療を考える方が多いようです。

妊娠中にレーザー治療が受けられるかどうかはクリニックの方針によって異なりますが、一般的には妊娠中または授乳中でもあざの治療は可能とされています。

ただし、妊娠中はホルモンの影響でシミが出やすくなったり、痛みに敏感になったりすることもあるため、出産後に治療を勧めるクリニックも多いです。

妊娠中にレーザー治療を受ける場合、以下の点に十分注意することが大切です。

  • 安全性の確認
    胎児への安全性が確立されていない治療法もあるため、施術を受ける前にクリニックで安全性について確認しましょう。
  • ストレスと色素沈着のリスク
    痛みと緊張が過度なストレスとなり、施術後に色素沈着が起こりやすくなる可能性があるため、慎重に検討しましょう。
  • 妊娠の申告
    妊娠中であることを隠して施術を受けるのは非常に危険なため、必ず事前に伝えた上で、適切な判断を仰ぐようにしましょう。

以上の点を踏まえ、安全に治療を進めることが大切です。

次に、妊娠中以外にも、扁平母斑が目立つようになる条件について見ていきましょう。

他にも扁平母斑が目立ちやすくなる条件とは

扁平母斑は、日光に当たることでさらに目立ちやすくなることがあります。

紫外線が皮膚に影響を与えるとメラニンが生成されやすくなるため、あざの色が濃くなってしまうというメカニズムです。

特に夏場などの日差しが強い季節には注意が必要で、日焼け止めをしっかりと塗ること、帽子や日傘などを使用するといった適切な日光対策が推奨されます。

扁平母斑を治療したい!と思った方は皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷へ

皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷の扁平母斑治療は、シミ・そばかす治療にも使用されている最新のQスイッチルビーレーザー「QプラスR」を導入し、効果的な治療を行っています。

QプラスRは、694ナノメートルというメラニン色素に対して吸収の良い波長を持っており、周囲の皮膚と血管にほとんど影響を与えないため、正常な肌を傷つけずに治療することが可能です。

従来の治療よりも肌への負担が少なく、治療時間も短縮できます。

皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷では、あざに悩むお子様とご家族、地域の方々の肌の悩みに真摯に向き合い、患者様一人一人と丁寧に対話しながら、最適な治療方法を見つけることを心がけています。

少しでも心配なことがありましたら、まずはお気軽にご相談ください。

まとめ

扁平母斑は、子どもから大人まで幅広く見られる茶色いあざで、成長とホルモン変動、日に当たりすぎることにより目立ちやすくなることがあります。

皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷では、最新のQスイッチルビーレーザー「QプラスR」を使用し、肌への負担が少なく、効果的に治療が行えます。

扁平母斑の治療をお考えなら、皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷へお気軽にご相談ください。

記事監修者プロフィール

院長 杉本 貴子

院長杉本 貴子

Sugimoto Atsuko

経歴
  • お茶の水女子大学附属高等学校 卒業
  • 獨協医科大学 卒業
  • 国立国際医療研究センター 初期研修
  • 日本医科大学付属病院 形成外科・再建外科・美容外科 助教
  • 皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷 院長

【関連病院】

  • 東京美容医療クリニック
  • 日本医科大学付属病院 形成外科・再建外科・美容外科 非常勤講師
資格
  • 医学博士
  • 日本形成外科学会 専門医
  • 日本形成外科学会レーザー 分野指導医
  • 日本抗加齢医学会 学会認定専門医
  • 日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
  • GSK社 重度腋窩多汗症ボトックス 認定医
  • アラガン社 ボトックス・ヒアルロン酸 認定医
  • クールスカルプティング 認定医
こどものアザは保険適用で治療できます。

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