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子どものあざはどれくらいで治る?治療期間と早く治すための方法を解説

子どものあざを治したくても、子育てで忙しい中、治療期間が見通せないと不安になりますよね。

この記事では、子どものあざが治るまでの期間や回数、あざを早く治す方法を解説します。

皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷は、子どものあざ治療に特化しています。子どものあざに悩んでいるお母さんやお父さんはご相談ください。

子どものあざが治るまでの回数と期間

子どものあざがどれくらいで治るのかは、あざの種類や個人差によって異なります。

治るまでの回数や期間を種類別に解説します。

赤あざ

赤あざは血管の形成異常や血管内皮細胞の増殖によって現れるあざで、生まれつき発症することが多いのが特徴です。

おもにVbeamレーザーで治療を行います。

治るまでにかかる期間は以下のとおりです。

名称 種類 特徴 治るまでの期間・回数
乳児血管腫 局面型 盛り上がりがない・少ない 約半年~2年
(1~2カ月間隔で5~10回)
腫瘤型 盛り上がっている
※急速に拡大することもあるため、早急な対処が必要
皮下型 肌の色か青色で盛り上がりだけがある
単純性血管腫 サーモンパッチ 凹凸がなく平らで、かぶれのようにも見える
指で押すと一瞬薄くなり、血行が良くなると濃くなる
約3年
(3カ月間隔で約10回)
ウンナ母斑
ポートワイン母斑 赤く境界線がはっきりとしており、平ら
毛細血管拡張症 単純型 赤い線が直線・少し曲がっている 約1年半
(3カ月間隔で約5回)
樹枝状型 木のように枝分かれしている
クモ状型 クモの巣のような放射線状
丘疹型 皮膚の表面に小さく赤い盛り上がりがある
紅斑型 赤みの境界がぼやけており、広がって見える
温度変化や飲酒、紫外線などの影響で赤みが強くなる

赤あざの詳しい違いについては、こちらをご覧ください。

青あざ

青あざは、生まれつきや生後数カ月で現れる青いあざです。

皮膚の深い層に色素沈着やメラノサイトの異常な増殖が起こることで現れます。

ルビーレーザーやQスイッチルビーレーザーなどのレーザーで治療します。

名称 特徴 治るまでの期間・回数
太田母斑 顔の片側のみに現れる 約2年
(3カ月~6カ月間隔で2~5回)
伊藤母斑 肩周辺を中心とした片側のみに現れる
異所性蒙古斑 お尻や腰以外に現れた蒙古斑

青あざの違いはこちらでご覧ください。

茶・黒あざ

茶あざや黒あざもメラノサイトが原因で現れるあざです。

  • 「茶あざ」
    青あざとは違い、浅い層でメラニンが過剰に増えて茶色に見える
  • 「黒あざ」
    メラノサイトが集合して黒く見える

治療法や治るまでの期間はレーザーや手術など、症状や部位、サイズによって異なります。

名称 種類 特徴 治るまでの期間・回数
扁平母斑 カフェオレ色のあざ 約半年
(3カ月間隔で1~2回)
ベッカー母斑 カフェオレ色のあざで毛が生えている
外傷性色素沈着症 傷口に異物が入っている
周囲の皮膚に比べて色が濃い
青~黒
約1年半~3年
(3カ月~6カ月間隔で約5回)
表皮母斑 限局型 表面が凹凸でザラザラ
一カ所、またはさまざまな部位に固まっている
1回~
広範型 表面が凹凸でザラザラ
体や手足に線状に並んでいる
炎症型 表面が凹凸でザラザラ
硬く薄い淡紅色のあざが線状に並んでいる
強いかゆみを伴う
色素細胞性母斑 ほくろ 大きさは数mm~1.5cm 1回~
通常型 1.5cm~
硬い毛が生えていることもある
巨大型 体は6cm以上、頭は9cm以上の大きさ
※悪性化のリスクが高いため、早急な対処が必要

茶あざの違いはこちらをご覧ください。

子どものあざを早く治す方法

子どものあざを早く治すには以下の2点が重要です。

  • 幼少期のうちに治療を始める
  • 適切な施術間隔を守る

子どもは大人よりも皮膚が薄いです。そのためレーザーの光が届きやすく効果が現れやすいです。

また、レーザーは適切な間隔で続けて治療すると、効果が持続します。間隔を開けすぎると間隔を開けすぎると効果が持続せず、逆に短すぎると肌トラブルが起こりやすくなります。

子どものあざを早く治すには、幼少期のうちに適切な施術間隔で治療を受けましょう。

子どものあざ治療でよくある質問

子どものあざ治療でよくある質問です。

子どものあざ治療のあとに紫色になった。どれくらいで治る?

紫色になったのはレーザー照射後によく起こる効果の表れです。子どものあざをレーザーで治療した後に紫色になった場合、約1〜2週間程度で自然と薄くなります

子どものあざ治療は保険適用の範囲で治る?

子どものあざ治療は保険適用の範囲で治ることが多いです。ただし、種類によって回数制限があるため、個人差によって異なります。

あざの種類 保険適用になる回数
赤あざ 回数無制限
青・茶あざ(一例) 太田母斑 5回まで
異所性蒙古斑 5回まで
扁平母斑 2回まで

また、対象外のレーザーの場合、保険が適用されません。保険適用の詳細についてはクリニックに確認してください。

子どものあざは自然に治る?治るとしてどれくらいの期間で治る?

子どものあざは自然に治ることもあります。

名称 消失までの期間
乳児血管腫 75%が7歳ごろまでに消失
単純性血管腫(サーモンパッチ) 50%が1歳ごろまでに消失
単純性血管腫(ウンナ母斑) 50%が3歳ごろまでに消失
異所性蒙古斑 6歳ごろまでに消えることが多い
外傷性色素沈着症 数カ月~数年で薄くなる

個人差によって異なります。あざができましたら、放置せずに一度クリニックで診察を受けることをお勧めします。

子どものあざ治療なら皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷へ!

子どものあざ治療は種類によって異なりますが、数年かかることも多いです。

なるべく早く治療するには「幼少期に治療する」「適切な間隔で治療する」ことが大切です

子どものあざで悩んでいる方は、皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷にご相談ください。

子どものあざ治療に特化したクリニックで、さまざまなあざの種類に対応できます。また、子どもと親の両方に配慮した治療で、安心して治療を受けられます。

記事監修者プロフィール

院長 杉本 貴子

院長杉本 貴子

Sugimoto Atsuko

経歴
  • お茶の水女子大学附属高等学校 卒業
  • 獨協医科大学 卒業
  • 国立国際医療研究センター 初期研修
  • 日本医科大学付属病院 形成外科・再建外科・美容外科 助教
  • 皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷 院長

【関連病院】

  • 東京美容医療クリニック
  • 日本医科大学付属病院 形成外科・再建外科・美容外科 非常勤講師
資格
  • 医学博士
  • 日本形成外科学会 専門医
  • 日本形成外科学会レーザー 分野指導医
  • 日本抗加齢医学会 学会認定専門医
  • 日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
  • GSK社 重度腋窩多汗症ボトックス 認定医
  • アラガン社 ボトックス・ヒアルロン酸 認定医
  • クールスカルプティング 認定医
こどものアザは保険適用で治療できます。

ご予約の方法

初めてご来院の方はこちらをご覧ください。

※あざ治療、美容皮膚科以外の診察は予約せず直接ご来院ください。

※1週間以内に風邪症状のあった方は受診をお控えください。
当院は新生児の方も受診しますため、ご理解ご協力をいただけますと幸いです。

Tel.03-6304-1725

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