赤ちゃんのあざが足首に?!異所性蒙古斑のレーザー治療について症例写真つきで解説
一定数の赤ちゃんが、生まれつき足首にあざをもっています。
足首にできるあざの多くは青あざで、「異所性蒙古斑」と呼ばれるものです。
「あざ」といっても、日常で怪我をしたり打撲をしたりして内出血がおこっている状態のものではなく、メラニン色素が一箇所に集中しているために着色してみえるものです。
生まれつきのあざの多くはレーザー治療でほとんど目立たなくなりますが、あざの種類を正しく鑑別して適切なレーザー治療を行う必要があります。
皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷は、赤ちゃんのあざに対するレーザー治療を専門的におこなっているクリニックです。
ぜひお気軽に皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷へご相談ください。
赤ちゃんの青あざで足首にあるものは多くが異所性蒙古斑
赤ちゃんの生まれつきのあざで足首にあるものは、多くが異所性蒙古斑です。
蒙古斑とは、日本人の赤ちゃんのほとんど全員にある、おしりや背中の下部にある青いあざです。
蒙古斑は小学生くらいで自然に消えていきます。
おしりや背中以外に現れる蒙古斑を異所性蒙古斑といい、足首は異所性蒙古斑ができやすい箇所のひとつです。
異所性蒙古斑は自然消失すると言われている
異所性蒙古斑は、おしりや背中の蒙古斑と同様に成長とともに自然に消えることもあります。
しかし、3cm以上の大きなあざや、色味の濃いあざは消えずに残ってしまうこともあります。
異所性蒙古斑そのものが悪性化したり、医学的に問題になることはほとんどありませんが、審美的な問題で治療を望まれる方も多くいらっしゃいます。
赤ちゃんの足首のあざにはレーザー治療が効果的(症例写真あり)
赤ちゃんの足首のあざには、レーザー治療が効果的です。
異所性蒙古斑の治療は、Qスイッチ付きルビーレーザーを3~6ヶ月に1回の周期で照射します。
Qスイッチ付きルビーレーザーは、異所性蒙古斑の色味そのものであるメラニン色素に対して最も吸収のよい波長です。
この波長によって、正常な皮ふや細胞へのダメージを最小にしつつ、ピンポイントで異所性蒙古斑のメラニン色素を破壊することができます。
異所性蒙古斑は成長とともに自然に消えることもあるため、レーザー治療の開始の判断は医師の経験や技量も重要となります。
あざに対するレーザー治療は保険適用
赤ちゃんや子どものあざのうち、青あざ、赤あざ、茶あざ、茶あざに対するレーザー治療は、医療保険の適用になります。
あざを消すためのレーザー治療は、なるべく早い時期に始めた方がレーザー照射の効果が高いと言われています。
幼い年齢であざのレーザー治療をすると、医療保険の適用により自己負担額が少なくなります。
さらに、お住いの地域によっては独自の医療制度が適用され、追加で助成制度を使用することができるケースも多いです。
2023年から、東京23区では、親の収入の程度に関係なく高校生以下の子どもの医療費が無償化されています。
赤ちゃんのあざ治療専門の皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷へご相談ください
赤ちゃんに生まれつきあざがあるケースは意外と多いです。
足首にできる青あざの多くは異所性蒙古斑ですが、まれに茶あざであるカフェオレ斑や赤あざであるいちご状血管腫であることもあります。
自然に消えるあざとそうでないものがあり、あざの鑑別には専門的な知識を必要とします。
また、あざに対するレーザー治療は、治療効果が高い一方で、やけどや白斑化のリスクもあるためレーザーの照射には高い技術が必要です。
まずは赤ちゃん、子どものあざのご相談として、皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷へお気軽にご連絡ください。
記事監修者プロフィール
院長杉本 貴子
Sugimoto Atsuko
- 経歴
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- お茶の水女子大学附属高等学校 卒業
- 獨協医科大学 卒業
- 国立国際医療研究センター 初期研修
- 日本医科大学付属病院 形成外科・再建外科・美容外科 助教
- 皮ふと子どものあざクリニック茗荷谷 院長
【関連病院】
- 東京美容医療クリニック
- 日本医科大学付属病院 形成外科・再建外科・美容外科 非常勤講師
- 資格
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- 医学博士
- 日本形成外科学会 専門医
- 日本形成外科学会レーザー 分野指導医
- 日本抗加齢医学会 学会認定専門医
- 日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
- GSK社 重度腋窩多汗症ボトックス 認定医
- アラガン社 ボトックス・ヒアルロン酸 認定医
- クールスカルプティング 認定医